夢から覚めて：アラマ [フリューレン村だより]
久しぶり夢で若返り；
何故か会社生活が始まり、東海製鉄向け25ＭＷ機の熱計算を立高・東大機械卒のＳさんの
指導の元で始めた頃の計算法を想出し、戸惑いながら何故か帯広にある製糖工場向け
蒸気タービンの設計に取り掛かる。此処のオリジナル機は先輩の設計だが、早稲田卒業後
三菱商事に就職した麻布卒のK、卒業設計は山名教授の元での双発自家用機でしたが、
彼から逆回転していると云われた。まず、当時は計算尺とそろばん、さてはて、どうする
か夢の舞台は入社後最初の1ヶ月間は川崎工場水力試験課、山梨県営奈良田発電所向水力
発電機用の電子ガバナー1号機の試験でした。オイル管が外れ私は油を被る。
三重工場終了後の常務面接で、原子力設計部配属と英国企業留学と云われたが、火力設計
熱計算係を希望が認められた。暫く水力試験課の2名の女子から検査員の出張土産の菓子の
お裾分けが届いた。早稲田の機械科卒の某氏は水力試験課で夏休み1ヶ月間工場実習したが
苫小牧にある日本製鋼所に就職、クラス会で出会った時に評判が良かったことを伝えた。
入社後最初1ヶ月の三重工場、5，6人が冷蔵庫の箱のリブのスポット溶接ラインで実習、
初めての大卒の工場実習ということもあり、注目されているのに真面目に働くのは私他
2名のみ、その他は積みあがった鉄板の上で昼寝。
工場隣接の芙蓉荘では慶応卒の字の上手なHさんと同室、同じ慶応卒のＹさんが残した紙
には三重工場美人リスト、板金工場に上位ランク者。富田浜は美人の産地だと聞きました。
富田浜への道筋は両側黄のナタネ畑でした。夕飯を済ませ、浜へ陽が高い内は洋上遥か三
島由紀夫の潮騒で有名な神島が見えた。上空は鈴鹿の峯に沈む夕日が神秘的な光景でした。
四日市の製油所の明かりが波間に踊る頃芙蓉荘に戻り一日の終わり。
その後、狭い海峡の先に神島（小説では歌島）が望める砂浜でキャンプ、更に鳥羽から歌
島に渡船し、観的哨も訪ねた。戦時中に此処に泊まり砲弾の飛翔着弾の研究をされた機械
科教授がいたことを想い出したが尊名は忘れた。
