SSブログ

気の毒な中国の嫁 [稲門機械屋倶楽部]

                                        WME36 村尾鐵男


前回は中国の夫婦別姓について書きました。今回は中国の嫁事情です。結論を先に言えば、これほど気の毒な存在はなく、奴隷同然の生活を強いられます。

夫婦別姓は、女性が世界の半分を支えるからとの美辞麗句で語られますが、これは建前だけで、他所の家族で育った嫁に自分達の姓を名乗らせることはとても容認できないとするのが本音です。
しかも、舅と姑には、嫁は家事労働の担い手ほどの認識しかなく、労働力として迎え入れるに過ぎません。さらに、大きく立ちはだかるのが、中国古来の「父系社会」の観念です。
自分の死後、折々の祭祀を催し、供え物を絶やさずに奉じてくれるのは息子であるとの抜き難い観念があり、男の子を産まなかった嫁には、姑からも冷たい視線が注がれます。

しかし、中国の女性はまことに強く、このような境遇にも嫁達は敢然と立ち向かいます。
先ず、夫の秘密を最大限探り出し、「あなたの秘密を握ったわ」と匂わせます。中国人の男、特に現代では、清廉潔癖な男は皆無に近いでしょう。嫁に秘密を暴かれたら地位を失い、ときに命も危険に曝されますから、急に嫁を大事にし始めます。
次に、子供達を味方に引き込みます。子供にとっては大事な母親ですから、直ぐに強力な援軍となってくれます。夫婦別姓ですから、離婚しても何の損もありません。大切に育てられた実家へ大手を振って帰るだけです。子供も連れて実家へ帰れば、攻守逆転で、子供の養育料とか何とか言って、予想外の慰謝料を手にすることも可能です。どうせ不浄な金ですから、惜し気もなく優雅な生活が送れます。


nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 8

コメント 2

ぼくあずさ

村尾さん
結論として述べられていることは、奴隷呼ばわりされた
中国人嫁やその夫君から、異論が出そうです。
by ぼくあずさ (2012-09-27 09:38) 

ぼくあずさ

めいめいさん
コメント拝見しました。多謝。
妹妹さんであれば、もしかして在日の方でしょうか。私は中文は
読めますので、拙ブログの最新記事にコメント下さい。
なお、私が存じ上げている2組の中国人夫妻は、本文とは事情が
異なります。
by ぼくあずさ (2012-10-12 08:19) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。