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中国、上も下も責任転嫁 [稲門機械屋倶楽部]

                                                WME36 村尾鐵男


昨夜から今日にかけて、日本のTVでも放映されましたが、中国外交部(外務省)の洪磊(コウ・ライ)報道官が記者会見で言い放ちました。
「反日デモで日系の工場や商店に損害が出ているが、これは総て日本政府の責任である」

18日早朝に「ぼくあずさは地球人」に掲載された「人不為己、天誅地滅」で、中国人は、一般庶民でも、絶対に謝らず、常に責任転嫁を謀って地位と生命を護らなくてはならないと書きました。
中国外務省の報道官が公式の記者会見で、「全責任は中国にある」とはまさか言えないでしょう。しかし、「デモの中には行き過ぎもある」とか「政府は他人や他国の財産や人を傷つけることまでは容認していない」と、このくらいは言えるはずです。

でも悲しいかな、中国人に染み付いた古来の伝統的思考形式は「絶対に謝らない」ことです。謝る余地を残しても自分の身が護れなくなります。
あの報道官が少しでも含みのある表現を口にすれば、直ちに更迭されて、明日からは姿を消すでしょう。

中国の歴史で独裁でなかった時代はありません。今も中国共産党の独裁体制の下にあります。歴史の改竄も独裁政治の下でなら思いの侭です。

「日清戦争後のどさくさに紛れて、日本が中国領の尖閣諸島を盗んだ」。これが中国政府が初めて明らかにした尖閣諸島が中国領であるとする根拠です。嘘も百回言えば真実となりますから、中国は謝ることなしに、嘘を言い続けなくてはなりません。中国人にも中国とは疲れる国でしょう。


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