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支離滅裂の電力政策 [稲門機械屋倶楽部]

                                     WME36 村尾鐵男


民主党野田政権は、十四日に「2030年代に原発ゼロ」を目指すとのエネルギー政策を決め、翌日の十五日には経産相が、既に建設許可が与えられながらも昨年三月の震災で建設工事が中断していた三ヶ所の原子力発電所の建設を認めました。三基の原子力発電所の完成時期は定かではありませんが、数年内に完成すれば、これも民主党政権が定めた「原発使用期間40年以内」に従えば、2050年代後半までは稼動することになります。

日本国家に責任を負う政権と責任政党の民主党が、何故、斯くも無責任な政策に走ってしまったのか。
それは間近に迫る選挙対策に冷静さを失ったに過ぎないからでしょう。
現在、日本国家の背骨でもある産業の成り立ちを考慮することなく、ただただ「原発ゼロ」を口走る者は何人いるのでしょうか。決して少なくはありません。
次の国政選挙で敗北必死、政権脱落必死、党の解体をも予想される民主党が藁にもすがる思いで求めたのが「原発ゼロ」票です。
民主党の選挙対策ですから、耳当りさえ良ければよいことで、辻褄合わせとか論理的整合性はどうでもよいことです。


大學 傳七章

心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味。

心、焉(ココ)に在らざれば、視(ミ)れども見えず、
聴(キ)けども聞こえず、食(ク)らえども其(ソ)の味を知らず。


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ぼくあずさ

民主主義議会制度の破壊行為です。
イタチの最後屁?と云えばイタチさんに怒られそうです。
by ぼくあずさ (2012-09-16 11:33) 

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