習近平、颯爽と再登場 [稲門機械屋倶楽部]
WME36 村尾鐵男
中国共産党次期主席と次期国家主席への就任が確実視されている習近平は9月1日から動静が不明になっていたのですが、昨日15日、北京の中国農業大学の始業式に現れ、颯爽と歩く姿が報道されました。
中国は奇妙な国です。その数々の奇妙なことの一つが、党首脳とか政府首脳の、特に健康状態については絶対極秘にされることです。
習近平の姿が消えて、当然ですが、政府はその理由に一切触れないので、香港情報や憶測がネットと口コミで流布され、水泳中の背中の負傷、癌の手術、交通事故、胡錦濤に撃たれた、親族間の暗闘等々、数多くの憶測情報が乱れ飛びました。
日本でも健康状態に不安を覚えた首相が辞任しています。かつての石橋湛山と最近では安倍晋三です。
中国でも党や政府の頂点に立つ者は健康でなくては勤まりません。
特に中国では、頂点に在る者はその座が常に狙われており、健康状態に弱みがあると、それだけで引きずり降ろされる口実となります。従って、政敵に隙を見せぬためにも、健康状態は極秘の扱いとなります。
習近平が2週間も姿を消した理由として、党務に多忙であったとの説が流布されています。それにしても、クリントン米国国務長官との会見も取り消した多忙さとは何でしょうか。奇妙な国がますます奇妙に映ります。
村尾さん
習近平は2週間、国家戦略に基づくある何かを陣頭指揮していた
ことは考えられないでしょうか?それとも301病院へ入院させる
理由がなくなったのでしょうか?
by ぼくあずさ (2012-09-16 22:11)
この数日間、中国全土で燃え盛っている反日デモを見ると、習近平が、外国要人との会見を蹴って、何かを画策していたと推測するのが至当でしょう。
習近平が党と国家の主席に正式に就任するためには恒例の共産党全国人民大会で選ばればくてはなりません。ところが、例年であれば、その日程が8月下旬には決まって公表されますが、今回は未だ決まりません。
習近平の地盤は磐石ではありません。反日の権化である江沢民の支持が欠かせません。この辺りに謎を解く鍵がありそうです。
消化不良を起しそうなコメントで恐縮です。
by 村尾鐵男 (2012-09-17 08:01)