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今日の報道から原発二題 [稲門機械屋倶楽部]

                   2012-7-24 WME36 村尾鐵男 


政府事故調の公式結論


「失敗学」の権威畑村洋太郎氏を委員長とする政府の事故調査・検証委員会の公式結論が昨日発表されました。826頁に及ぶ大部の報告で、1479時間を掛けて772人から聴取したそうで、今朝の新聞もかなりのページを割いていました。懸命に新聞を読んだ私の結論は「事故当時の首相と官房長官に、何故か遠慮している」と「調査・検証が不足している」でした。


失敗は人が犯すことであって、機械そのものは失敗を犯しません。しかし、人の犯した失敗が機械に痕跡として残ります。人は嘘を言いますが、機械は真実のみを残し伝えます。委員長以下高齢者が多いのですが、もっと現場で機械に真実を問うべきでした。
 


民主党の手前勝手なルール変更


将来のエネルギー戦略を策定するための公聴会で東北電力の社員が発言したことで、政府は今後の公聴会に電力関係者を排除し、さらに公聴会の発言者を9人から12人に増やしました。この年齢になって、大抵のことには我慢できますが、この政府によるルール変更には我慢ができません。


公聴会の発言者は原発推進、反対を問わず、日本国民であれば誰にも発言の機会が与えられるべきで、職業の如何で発言を封ずるのは、まさに憲法に反します。
発言者を9人から12人に増やしたのは何故か。少しでも大勢の国民に意思表明の機会を与えるとの説明がなされていますが、試合の途中で劣勢が必定となって、力ずくでルールを変えるの同じで、卑劣な行為の極めつけです。発言者の数を増やして、誰の発言をより多く聞こうとするのか、魂胆が透けて見えます。政府が変えてはならないルールを試合中に変えました。


原発事故を拡大させた責任を負うべき菅直人を始めとして枝野や細野が党や政府の要職に留まっている現状は民主党政権が間もなく瓦解消滅する先触れです。           (了)


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