SSブログ

曹洞宗大本山総持寺参拝と鶴見神社富士塚 [フリューレン村だより]

                                   .by ぼくあずさ 



7月23日、涼しいとの予報、月末の山行きの足慣らしに川崎から神奈川新町まで旧東海道を歩く。

IMG_4266.JPG途中、鶴見川を渡って直ぐの処、鶴見神社の富士塚を訪ねた。
今日で3回目。整備工事は終了していたが、入口の網戸が施錠、初登頂ならず。7月第4金土の天王祭に山開きが行われるだろうか。

元々杉山大明神と呼ばれた、横浜・川崎地区で一番古い神社。


私の婿養子の祖父は杉山姓であるが、駿府では西島姓と共に然程珍しくないこと。末社の浅間神社と富士塚があるのは、偶然のことではない。

鶴見の総持寺を参拝した後、鶴見駅前の翆華楼でランチを食す。



ぼくあずさの独り語


私の鶴見とSIEMENSとの係りは大学を卒業した昭和36年(1961)に始まる。指導教授の勧めで入社した古河財閥系の電機メーカの川崎本社工場、1923年9月3日、関東大震災の日がSIEMENS技術での電気機器製造開始の創業記念日。富士通発祥の地でもある。その裏門前に川崎沖埋立地の工業地帯を走る国鉄鶴見線の白石駅がある。


新入社員工場実習は最初の1ヶ月間は川崎工場水力試験課。山梨県営奈良田第一発電所向け電気ガバナーのデータとり。次の1ヶ月間は三重工場の板金工場、冷蔵庫生産ラインでのスポット溶接。最高生産高127台/日。

2ヶ月間の実習から川崎本社工場に戻る。予期していた通り勤労から原子力設計と云われたが、火力を希望。設計部長面談で
火力設計熱計算Gr.に配属を云い渡された。
同じ職場に配属された東大機械科卒のY君と2人、アメ車に乗せられ、日本鋼管鶴見製鉄所へ。輸入された蒸気タービン発電機の試運転指導の為に来日していたSIEMENSのヘルメットを被ったドイツ人試験員数名に紹介された。


当時、英国GEからの技術導入で東海村に建設中のコールホルダー型原発の球形原子炉容器を川崎工場で製造したこと、大学の鋳物研究所でご指導いただいた横田教授が、終戦直後から会長を務められた日本溶接学界の事務所が工場内に置かれていたことを後に知った。


現役を退いてからは桜の名所、鶴見の三つ池公園が私のお花見スポットの一つ。帰路は総持寺の広い境内を歩き、大祖堂を拝観。


IMG_4260.JPGIMG_4261.JPG








香積台                     大祖堂内部

IMG_4262.JPGIMG_4264.JPG








仏殿                     放光堂内部


IMG_4265.JPG仏殿から見る金鶏門

山門を抜けて右手奥に見える。
元日前後の期間のみ開門される。この先に仏殿がある。

 



曹洞宗総持寺
http://www.sojiji.jp/   
鶴見神社
http://www18.ocn.ne.jp/~tsurujin/index.html


nice!(9)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 9

コメント 8

村尾鐵男

初めてのヨーロッパ出張の折、ロンドンへ近付く機内からコールダーホール原子力発電所のあの独特の形をした煙突が見え、独りで感激したのを思い出します。
原子力発電所は石炭、重油、LPGを燃やすわけではなく煙突は不要ですが、煙突と呼ぶのが相応しい形状でした。あの煙突は蒸気を逃がすためのものでしょうか。
by 村尾鐵男 (2012-07-24 15:16) 

村尾鐵男

ぼくあずさ氏が川崎から神奈川新町まで鶴見川を渡って歩かれた道は、私は徒歩の体験はありませんが、昭和47年暮かた平成四年まで、毎日、朝と夕刻に車を走らせた道です。
勿論、富士電機川崎工場の前を毎日眺めました。
by 村尾鐵男 (2012-07-24 15:22) 

ぼくあずさ

村尾さん
現役時代にお付き合いしていれば、ガスタービンの技術的なことを色々
質問したいことがありました。残念なことをしました。私はその後本社勤務になりましたが。

ロンドン上空の機上から目撃された蒸気を吐く巨大な構造物は蒸気タービン排気を冷却する循環水の空気冷却塔です。水と空気の熱交換の際に水の一部が蒸気となって空気に伴送されて大気放出します。

鬼首地熱発電所見学時に小型の空気冷却塔を見ました。補給水程度の水量しか確保できないのだと思いました。

FD川崎工場内に東電さんのご要望で20年ほど前にピークカット用のガスタービン発電所を建設しました。潤滑油冷却水は非接触の空冷でした。
SIEMENSの標準設計でした。

ジップさん、マチャさん、アルマさん
nice ありがとうございました。
by ぼくあずさ (2012-07-24 16:26) 

村尾鐵男

ぼくあずさ氏へ
私の方こそタービンの原点を教えていただけたと思い、残念です。
地上据置型の巨大強大な蒸気タービンを初めて見たのは関西電力の姫路火力発電所でしたが、アウターケースの分厚いこと、そのケースを台座に止めるボルトとナットの大きいことに驚きました。前にお話をした記憶がありますが、関西電力が夏の甲子園大会用に備えた18,000kwの立ち上がりようガスタービン発電機がDC-8のエンジンの陸上版だったので、定期点検を頼まれました。納期は3ヶ月でしたが、羽田の工場に置き場がなく、点検と軽い修理を終え、テスト運転で20,000kwが出ることを確認して1週間でお返ししました。
by 村尾鐵男 (2012-07-24 18:34) 

ぼくあずさ

村尾さん
東電さんや関電さんが導入する火力発電は超高効率の最新鋭機です。
日本の9電体制の破壊工作を執念深く追及する菅、枝野の煽動に呼応
する市民運動家達を止められない野田首相。解散総選挙でまともな
政治に戻して欲しいものです。

20MWのテスト時の負荷装置があるのですか。それとも東電さんの
許可を得て系統に逆送したのでしょうか。問題あれば、回答不要です。
by ぼくあずさ (2012-07-24 19:09) 

村尾鐵男

少々舌足らずでした。
点検修理を請け負ったのはガスタービン部分だけです。当時の羽田に在った試験場には10万ポンドの推力まで吸収可能な巨大なロードセルがあり、これで推力を測定し、関西電力の担当者も立ち会って電力に換算しました。
飛行機用に較べて、負荷の大きな補機類が少なく、私も驚くほどの出力が得られました。
by 村尾鐵男 (2012-07-24 22:55) 

ぼくあずさ

村尾さん
発電機を付けず、ロードセルの値から発電量を換算する
考えに至りませんでした。勉強になりました。

カリメロさん
ご生家が曹洞宗だそうですね。私の実家は臨済宗建長寺派
です。処が私は天台宗の中学で学びました。今の日本は宗派
間の激しい抗争がありません。良いことです。

カリメロさん、rtfkさん、あゆさこさん
nice ありがとうございます。
by ぼくあずさ (2012-07-25 02:48) 

ぼくあずさ

hanamuraさん,海を渡るさん、あんぱんち〜さん
nice ありがとうございます。
by ぼくあずさ (2012-07-27 03:47) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。