中国駆け足旅行記 -2/3 [和田の泊りより]
6/18(月) 8時半から30分の鴨緑江クルーズ。将軍様が中国へ行くときに列車で渡る鐵橋の下をくぐって北朝鮮側河岸近くまで。船上で北朝鮮の紙幣を土産物として売っている。1000、100、50ウォンの3枚一組で10元。これでも商売になるのだろうからタダみたいなもの。北朝鮮川岸には造船所的なものも見えるが殆ど活動していない。また住宅も見えるが人は住んでいないようだ。
この後、虎山長城に行く。これは10年ほど前に発見された明時代の長城で、従来万里の長城の東端とされていた山海関から更に東へ延びたもので6/8付けのブログで村尾さんが紹介されているものの一部です。北朝鮮が中国に入り込んでおりその距離僅か一跨ぎの部分もある。
ここからまたバスで約3時間北上し、本渓に赴く。
ここの水洞は水を湛えた鍾乳洞で電動ボートで2800m、約20分のクルーズ。洞内は四季を通じて気温12℃、合羽兼防寒着に身を包み、巨大な天然の彫刻に圧倒される。夕刻、瀋陽着。国貿促との会食。
6/19(火) 瀋陽郊外の蘇家屯にある瀋陽鐵路陳列館に行きお目当ての満鉄あじあ号を牽引したパシナと3年越しのご対面がやっと叶う。今年も尖閣列島問題等もあり日本人には見せないなどと言う横槍も入ったようだがなんとかなった。ほかにボンバルディア製を改良して360㎞/h走行を可能にしたと言うCRH3型新幹線車両も展示されていた。
ああ午後、瀋陽市の北隣にある鉄嶺市の招待で調兵山と言う処にある蒸気机車博覧園にゆく。ここはローカルな施設であるが昔石炭列車を牽引した蒸気機関車が20両ほど良好な状態で保存されていた。この辺りは鉄と石炭の産地で鉄煤地区と呼ばれている。
その後鉄嶺市中心部迄行ったが、ここは2007年から遷都を開始し全く中国とは思えない空気も綺麗な清潔な新しい街が出現していた。ただこの高額なツケをどうやって取り戻すかが課題。日本との経済的な関係を結びたい様子。この後鉄嶺市の招宴で夕食。
月川@神戸
展示されているパシナ型蒸気機関車の塗装色に違和感があり、月川さんにお尋ねしたら、当時のカラー写真がなくて明確ではないが、濃い藍色であったとのこと。
写真で観る青色は、中国では葬式の色であろうと察し、日本が経営した満鉄とその機関車への中国人が持つ嫌悪感が示されていると感じ取りました。私だけの偏見かもしれませんが。それとも、余っていた塗料を塗っただけなのか。
by 村尾鐵男 (2012-07-02 07:14)
村尾さん
中国人とはそんなバカなひと達でしたか。
by ぼくあずさ (2012-07-02 07:33)
再度のコメントをさせて下さい。
月川さんの「駆け足中国旅行」記を読み直し、「国貿促」の名を発見しました。日本国際貿易促進協会、もう解散しているのかと思い込んでいたのですが、まだ存続していました。会長は河野洋平です。
by 村尾鐵男 (2012-07-02 08:25)
改めて最初の鉄橋の写真をよく見ると、鴨緑江の水面と鉄橋の間が何とも短かいです。増水時に鉄橋が水で洗われるたり、水没することもあるでしょう。
by 村尾鐵男 (2012-07-02 15:40)