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福島沖の魚介は安全 [稲門機械屋倶楽部]

 2012-6-25WME36 村尾鐡男



本日(25日)正午のNHKラジオニュースが、三日前の22日、福島県の相馬双葉漁協が相馬沖で三種の魚介を試験的に獲り、国より厳しい基準で放射線測定を行い、ヤナギダコ、ミズダコ、シライトマキバイ共に放射線が検知されず、本日から福島県内で販売されることになったと報じました。

漁場となった相馬沖は福島第1原子力発電所から北へ45kmほどの海域で、上記三種の蛸と貝はいずれも海底に棲息して回遊しない魚介ですから、放射線によって汚染したかも知れぬ海水の影響は最早無いものと断定できます。
福島県産の野菜類も大きな風評被害の犠牲となりましたが、漁業も故無き風評被害を被りました。

新聞、TV、雑誌類の「知ったかぶり」には困ったものです。昨年の311日以降、福島沖の魚介は漏洩放射線によって食糧としては適さないと喧伝され、それを鵜呑みに消費者も大勢いました。
福島沖の漁業とは狭義には福島第1原子力発電所の沖に於ける漁業を指すのですが、福島第1原子力発電所も南へ10kmほど離れた福島第2原子力発電所の沖でも漁業は行われていません。
この二箇所の原子力発電所が操業を始めるときに、漁業権を近隣の漁協から東京電力が買い上げており、かなりの昔から福島第1と第2原子力発電所の沖で魚も貝も獲られていません。


この事実、即ち、原子力発電所の沖で漁業は行われていない事実は
今日も続いており、今後も続きますから、原子力発電所から少し離れた海で獲れた魚介から放射線が検知されなければ、それは他の海で獲った魚介と同じに安全です。
ジャーナリズムは敢えて隠したのか、知らなかったのか、或いは知ろうとしなかったのか、その結果として福島沖の魚介が総て危険であるかの如く風評を流した罪は極めて大きいと言えます。 (了)


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ぼくあずさ

6月23日の市民公開討論会で、今なお菅元首相は根拠もなく、こんな
ことをのべています。無責任野郎です。
「福島原発事故で直面した問題は、首都圏の3千万人が首都圏から離れなくてはならないリスクがあった。その巨大なリスクを回避し、2度と安全を保障できないと考えたからこそ、私は原発ゼロを表明した」
by ぼくあずさ (2012-06-25 15:10) 

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