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鉄道車輌の車高調整 [稲門機械屋倶楽部]

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皆さんへ ・・・ 4/03 10:35 村尾

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甲斐さんが井の頭線の先頭車輌、運転台の直ぐ後ろに立って運転操作を見続けたとは意外でもあり、驚きです。甲斐さんは切手と映画の大御所で、月川さんの鉄道車輌とか私の飛行機とは程遠いところで文化文明を楽しんでおられると尊敬していました。

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運転台に表示される「乗車率」の表示に目を留め、月川さんに尋ね、これまた詳しい御教示がありました。

今はエアクッション(空気バネ)の時代ですから、大勢が乗車して重たくなった車輌は空気圧を増して上へ挙げて車高を一定に保つとは、ホームの高さと車輌の床面を合わせる何ともキメ細かい技術です。この空気圧信号を利用すれば、当然、重たい車輌と軽い車輌のブレーキ性能を同じにする調整も可能になると月川さんが教えてくれました。

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もう何十年の前のことですから、今は変っているでしょうが、アメリカの鉄道はホームの表面が車輌の床よりかなり下にありました。不思議なことに、ホームの高さが車輌の床より上にある駅には出合っていません。ソ連時代の鉄道は、モスクワ以外はホームがなく、短い梯子で乗り降りしました。

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飛行機も重たい状態で着陸すると機体の位置が下がりますが、鉄道車輌のようなキメ細かい調整はせず、ボーデイング・ブリッジの高さを変えて床の高さを同じにしています。


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