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ノート・ウエリング:欧州危機が収束するまで10年かかる [EUとロシア]

                                 .by ぼくあずさ

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読売経済面の通貨私論にノート・ウエリングが投稿している。氏は最近までオランダ中銀総裁であった。何故かWeb 記事がみつからないので概要を紹介する。

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彼は昨年11月にはギリシャ危機救済に最早打つ手はないと発言した。

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1.ユーロの導入は正しい選択

2. 欧州中央銀行(ECB)は数年前から「ギリシャ経済が弱まっている」

  と警告

3.オランダ、ドイツは国際通貨基金(IMF)を巻き込もうとしたが

4.干渉を嫌う風潮が信用不安の連鎖を止められず傷を広げた

5.恒久対策はECBのトルシェ前総裁が提唱した「EU 財務省」の設立

6.この時点でユーロ共通債の導入

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ぼくあずさのComment

1.EU 成立前にドイツの友人たちが危惧、各国バラバラなのに巧く

     ゆかない

2.統一貨幣ユーロはドイツ、フランスには有利であり、脱落する国は

     今後も出る

3.ノート・ウエリングが悲観的なのは対処療法でも、各国の対立が

     激しく、ましてや根本療法は纏まらないと見ている

4.ユーロは崩壊又は縮小への道を歩むと思われる


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コメント 2

村尾鐵男

EUの苦難とEuroの苦境を見聞きする度に思い出すのが鳩山由紀夫が高唱した「東アジア共同体」です。
彼は早々と自ら墓穴を掘って引き摺り降ろされたが、もし彼の政権が続いていたら、日本は「東アジア共同体」に組み込まれて、日本が持つ有形無形の資産が惜しげもなく中国と韓国、さらには北朝鮮へも流れ出たことになったと推測される。
日本国内に在って、彼は「日本は日本人だけのものではない」と公言したが、中国や韓国へ行けば、「日本は君達のものでもある」と言ったであろうから、まさに背信の政治家であろう。
EUとEuro、背信の政治家は見当たらないが、ドイツも今や「ドイツ人だけのもの」ではない状態になっており、この先、何処へ向うのか。
by 村尾鐵男 (2012-03-27 08:09) 

ぼくあずさ

あゆさこさん、裏・市長さん、海を渡るさん、馬爺さん、夏炉冬扇さん、
rtfkさん、カリメロさん、ねじまき鳥さん、アルマさん
ご来訪とnice ありがとうございます。

村尾さん
コメント 多謝。
by ぼくあずさ (2012-03-29 01:55) 

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