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Re: 箱根登山鉄道の無電圧区間 -1/2 [和田の泊りより]

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村尾さん

一口に無電圧区間と言っても色々な種類がありますので

長さも変わって来ると思います。

今回のケースは下記の2 或いは 5に相当すると思います。

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1. 直流電化区間と交流電化区間の境に設けられるもの

2. 同じ電化方式であっても、使用電圧の異なる区間の境に

     設けられるもの(電圧区分セクション)

3. 同じ電化方式・電圧の交流電化方式の区間において、交流電流

     の位相が異なる区間の境に設けられるもの。具体的には変電所

     同士の送電区間の境目となる場合が多い(異相区分セクション)

4. 交流電化方式の区間において、使用周波数の異なる区間の境に

     設けられるもの(周波数区分セクション)

5. 電化方式も電圧も同一の場合で、相互乗り入れを行う場合に、

     会社間の電源分離を行うために設けられるもの

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無電圧区間の長さは、隣り合った変電所を列車で短絡してしまうことが無いように設けるものなので、理屈からいえば「架線を短絡するのを防ぐ時間(約0.2秒)に列車が進む距離 + 2パンタ車のパンタグラフ間隔の長さ」と言うことになります。

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なお、架線を短絡するのを防ぐ時間とは回路の切替えに要する時間、また2パンタ車とは一両であるとは限らず現在の新幹線のように一編成(16両)に2個のパンタグラフだけでこの間を引き通し線で繋いでいる場合などはかなり長いものになります。箱根湯本駅では何処に無電圧区間があるのか知りませんが多分両方の線路が合わさる駅の入口付近だろうと思います。

                             月川@神戸

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箱根登山鉄道の無電圧区間 [稲門機械屋倶楽部]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2012-02-24-4     
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ぼくあずさ

月川さん、村尾さん
現役の鉄道マンと尊名が鐡男さんのご両兄のメール交信は何処に発展するか予測できません。話題になった内田百間(間の日が月が正しい)の阿房列車を読み始めています。法政大でのドイツ語教師の経歴を知り、彼の語り口はドイツの家庭言葉のスタイルなのか、興味が湧いて来ました。
by ぼくあずさ (2012-02-26 10:15) 

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