ギリシャ化への道 [サンアントニオ短信]
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皆様
下の記事、NikkeiNetからの引用です。 日本の公務員の比率、ギリシャのように30%ということは無いようですし、日本の公務員にはここまでの特権は無いでしょう。 しかし、このまま放置することはギリシャ化への道に繋がりましょう。 今のうちにどこまで手を打つことができるか。 今円安に振れ、株式市場も良い動きです。
ここで20年来低迷を続けていた日本経済が上げ潮に乗るように政治を見守りましょう。 大嶋
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腐敗したギリシャ. Nikkei Net
「この法人をつぶすなら飛び降りるわよ」――。財政再建に伴い民営化が検討されている政府関係機関が入居するアテネの大通り沿いのビル。4階の窓から若い女性が身を乗り出し5時間にわたり叫び続けた。
結局、この女性が飛び降りることはなかったが、彼女が失望するのも無理はない。ギリシャで公的機関で働くということは、破格の待遇と一生の安泰を意味していたからだ。
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はびこる「特権」
裁判所に中堅の事務員として勤める50代のアゲロプロス氏(仮名)の生活は優雅だ。1日の仕事は毎日午後3時で終わる。ギリシャではほとんどの公的施設がこの時刻で閉まるためだ。同僚らと昼食兼夕食を楽しんだ後は、アテネ市内の自宅に帰る。島には別荘を保有しており、夏のバカンスでは1カ月ほどを海辺で過ごす。公務員の平均給与は民間の約2倍ともいわれ、年金も現役時代の全額近くが保障される。
「今あそこに立っている警察官は優秀だ。チップで違反を見逃してくれた」。アテネの都心を走るとタクシーの運転手が指さした。昨年12月、シートベルト無着用の反則金700ユーロ(約7万4000円)はわずかな袖の下でなかったことになった。ギリシャの公務員にはこんな“特権”もはびこる。しかしその分、今日も国庫収入は減っているはずだ。
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