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膨張する中国 -55:減速経済の功罪 [朝鮮半島・中国・台湾]

                                .by ぼくあずさ

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輸出対GDP比率日本14.8%、米国 7.9%、中国36.6%、韓国46.4%

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GDP成長率8%以上が維持できないと成長の歯車は到る処でキシミが生じると言われていた中国経済。韓国と同じく輸出依存型であり、世界経済の成長率の鈍化に大きな影響を受ける。

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中国の‘11年のGDP成長率は4四半期連続で減速しており、IMF は’12年の成長率を昨年9月の9.0%予想を今年1月に8.2%に下方修正。2月6日に、欧州債務危機が深刻化し最悪の事態を迎えた場合、4%台に悪化する恐れがあると警告した。昨年の中国造船所の1/3が受注ゼロ、船主の引取り延期が起きている。

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中国国内の雇用の急激な悪化は暴動など社会不安の発生が予測され、温家宝首相はEU からの金融援助要請に対し「中国は欧州を買わない」と極めて尊大な発言をした。その舌が乾かぬ間に、前言を翻して協力を示唆した。

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ぼくあずさのComment

1.寄り合い所帯のEUの金融不安解消は容易ではない

2.輸出対GDP比率の低い日米は中韓に比べて世界経済成長鈍化

     に対して抵抗力がある

3.政治力低下とイラン問題が日本経済に悪影響を及ぼす

4.産業空洞化の現実、実質失業率増と税収入減

5.軍事増強と覇権の中国に内部矛盾による、人民パワーによる

    改革を期待

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ぼくあずさの独り言:

私の外国訪問は‘65年の台湾に始まり、西ドイツへの企業留学が続き、そして’72年の春・秋の北京40日間・上海2週間の日中技術交流での見聞は、今でもつい先日のことの様に思い浮かぶ。北京・上海の動物園に案内されてパンダ見物をした。

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さて現在の中国は、過っての日本に代わり世界の工場となり、‘90年代より世界中からカネと技術が集中、驚異的な経済成長を続け、昨年は日本を抜いて世界第2の経済大国になった。有り余るカネで国内投資を続けて高速道路網、高速鉄道網を超スピードで建設した。北京・上海の街を流れていた夥しい数の自転車は、今や高層住宅が林立した高架道路を駐車場に変貌させる自動車が加わった。


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村尾鐵男

漢族の長い歴史を振り返ると、他人の領土を武力で奪い、武力が効かなければ騙して奪い取り、それで成長して来ました。
その漢族の本性にようやく世界が気着き、今はじわじわと包囲網が形作られつつあります。
これか先、漢族はその包囲網を再び武力で突破するか、詐術で突破するか、正念場を迎えつつあります。
いずれも失敗すれば中国共産党政権の消滅となります。漢族の歴史では、勝てば官軍、負ければ賊軍。加えて、勝者に都合の良い歴史に書き換えられ、賊軍は徹底的に悪者にされます。それを良く知り抜いている現在の共産党政権は何が何でも賊軍とならぬように悪知恵を働かすはずです。
by 村尾鐵男 (2012-02-10 09:12) 

ぼくあずさ

カリメロさん、あゆさこさん、裏・市長さん、rtfkさん、海を渡るさん、
decimoさん、ma2ma2さん、erucatさん、シラネアオイさん、hakuさん、
【激ナイス!】この記事ホンマモンさん、septimoさん、xml_xslさん、
アルマさん、夏炉冬扇さん
ご来訪とnice ありがとうございます。

村尾さん
コメント多謝。
by ぼくあずさ (2012-04-26 15:09) 

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