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Re. 英語教育 [和田の泊りより]

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大嶋さん

眠れぬ夜の大論文有難うございます。

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教育の件、国の将来がかかっていることは同感です。只、日米とも教育というのが知育の意味で力を入れているのだと思いますが教育には知育、徳育、体育の三本柱があります。

知育の面ではアジア型、米国型と皆が色々考えているのですが、徳育、となると欧米は宗教に裏打ちされた倫理観があるのでまだましだと思うのですが、これが戦後の日本となると全く欠如していると思われます。未だ昔は「そんな悪いことをすると神様がちゃんと見ているよ」と諭されたものですが,それすら無くなった今は暗澹たる思いです。

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そこで英語の問題になるのですが、このような状態で言葉だけ覚えても国際的には却って良くないような気がします。

言葉というものは文化に裏打ちされているのですから しっかりした考え方が身に付かない幼児期、少年期に覚えても発音や、喋り方は正しくても、内容がそれに伴わないのではないかと思います。

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大嶋さんが言われるように、英語を喋らなければ死ぬと言う状況になればいやでも覚えるでしょう。

従って低学年で表面的な語学はやらない方が良いというのが私の意見です。若し教えるのであれば、それの背景まで併せて教える必要があります。

「Noと言えない日本」というのがありましたが、日本では「No」と言ってはいけない文化があるのです。その状態で「No」と言えと言ってもおかしなことになるでしう。そこ辺りの区切りをシッカリつけて語学教育をしないとおかしなことになります。

その為には母国、母国語を大切にし、そして相手の国にも敬意を払うという基本的な心構えが要ります。

従いその面の教育が第一です。国旗掲揚、国歌吹奏時に起立もしないというような人間には外国語を喋って欲しくない。日本の恥晒しです。

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体育の方も問題があるのですが長くなるのでまたにしましょう。

                                  月川@神戸

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英語教育 [サンアントニオ短信]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2012-01-11-1 


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村尾鐵男

月川論、まったく異論なしです。
一つだけ付け加えさせていただきますが、今、小学校の低学年から英語教育をしろと執拗に要求しているのは、仄聞の限りですが、英語にまったく歯が立たない親達だそうです。
親の虚栄の現われと推測しますが、何とも哀れな子供たちです。
私達は小学校で英語を学ぶことはありませんでした。でも、必要に迫られてどうにかなりました。必要もないのに英語を学ばせるなら、それこそ月川さんの言われるように、日本人として恥ずかしくない人間形成に授業時間を使うべきでしょう。
宮中での式典に出ずに、選挙資金集めを優先させる閣僚のいる日本の現状では難しいであろうとは思いますが、正統派保守がそろそろ出て来ないと百年の計を誤りそうです。
by 村尾鐵男 (2012-01-11 21:05) 

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