SSブログ

ポピュリズム( Populism)とは [稲門機械屋倶楽部]

                                              .by ぼくあずさ

.

'90年代から日欧米では国民の負担減と給付増を求める声が高まり、これに迎合する形でマニフェストと言う名のバラマキの民主勢力が限りなく勢力を伸張させ、我が国では遂には‘09年9月に政権を奪う迄になった。「働く者食うべからず」は死語となり、「働かずに援助を貰う生活」する者が増加した。 

Herr Messerschmidt情報によれば、ドイツは‘70年代から恒久的な労働者不足を解消する為にトルコなどの外国人労働者を Gastarbeiter  として入国させた。

今やベトナム人を除いた外国人労働者は「働かずに援助を貰う生活」に変貌した。ドイツ生まれの世代も親と同じ生活スタイルに染まり、やがて勤勉を誇ったドイツ人さえも、彼らに倣うものが増加している。

.

さて、呪わしい'09年9月1日の民主党の政権奪取。国家防衛費を優に超える児童手当のバラマキに歓喜した多くの日本人。時間が無くて誰でもいいから適当に作成したという比例区候補者リストの全員が当選。

.

選挙民のレベルの低さを自己批判する者はいない。情けない日本人の性向を見る思いだ。脱原発を自然エネルギーで賄う、こんな馬鹿げたことを菅・枝野に煽られて今でも多くの地方首長、タレントや市民が騒いでいる。菅が作った御用委員会の答申で日本のエネルギー政策がとんでもない方向へ走り始めている。

.

とまれ、知識の浅い、感情的な人間とバカにされない様に、私たちはちょっと立ち止まり、冷静に考えてみよう。

.

元旦の読売新聞社説“「危機」乗り越える統治能力を ポピュリズムと決別せよ”をじっくり再読しよう。そしてポイントを自分で紙に書き出して欲しい。

.

Wikipedia には

大衆に迎合する政治(ポピュリズム)は“既得権益を「敵」として攻撃(減税、民営化、大企業の解体、規制改革、外国資本の排除、資産家に対する所得税率の上昇、反エリート・反官僚キャンペーンなど)する”と書かれている。

ここで、大企業の解体とは「東電を始めとする電力7社 + 電源開発 + 原子力発電」「日本航空」の国有化と解体が該当する。

.

「危機」乗り越える統治能力を ポピュリズムと決別せよ(11日付・読売社説)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111231-OYT1T00488.htm


nice!(6)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 6

コメント 1

村尾鐵男

ポピュリスムが国民を幸せにして例はないでしょう。
民主党はポピュリズムと共に官僚排除を声高に唱えましたが、確たる信念も政策もないために、官僚に利用されています。
日本航空は昭和28年に設立され、今は世間が忘れていますが、大手旅行代理店数社が出資した完全な民間資本の会社でした。ところが、当時の政治化が国際航空輸送に疎いことを知った官僚が資質を欠く国会議員を説き伏せ、日本航空を20倍増資させて、20分の19の資本を国が投入して国有会社化しました。その結果、官僚の天下り先となり、政治家の我が選挙区空港への路線誘致が露骨に進められました。
東電は今や資金難に直面しており、これを救うための増資必要論が遠からず出て来るでしょう。その増資分を国が引き受けて国有化されるのは日本航空の前例通りです。
日本航空国有化のときは未だ御用学者がいませんでした。でも今の東電救済には官僚と民主党に覚えよろしき御用学者が大勢いて、始末の悪いことです。
by 村尾鐵男 (2012-01-08 11:09) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。