ガンにならない3つの食習慣 -3/7 [明治維新胎動の地、萩]
.by N.Horii
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ファイトケミカルは加熱して摂る
野菜などのファイトケミカルの多くは植物繊維(ヒトは消化できない)でできた細胞膜の中に入っているので、加熱調理しないと消化されずに、カラダを素通りして便として出てしまう。ファイトケミカルは安定的な物質が多いので、加熱しても成分が効われて効力を失うことはない。ファイトケミカルを摂取する最適なのは、スープを作り、茹で汁を全部飲むこと。茹で汁は生の絞り汁の数百倍の抗酸化力があることが分かった。特に抗酸化力が強いのは、ニンジン、ダイコンなどの根菜の葉を茹でたスープである。.
日本には、生野菜信仰が多く、その理由はビタミンが熱に弱く、ビタミンを摂るには加熱を最小限にして食べることが推奨されたが、そろそろ卒業したいものである。.
ファイトケミカル・スープの一例
材料:キャベツ 100g、タマネギ 100g、ニンジン 100g、カボチャ
100g
水 約1リッター・これで、約800ccのスープが出来る。
作り方:4種類の野菜を食べやすい大きさに切り、大きめの鍋に入れ、
野菜が隠れるくらいの水を注いで強火にかける。お湯が沸騰した
ら火を弱くして、30分ほど煮込んだら完成。.
ポイントは4つある。
① ニンジンとカボチャは汚れを除いたら、皮ごと使う。ファイトケミカル
は植物が自分の身を守るための物質なので、外側の皮に多い
ので、野菜は基本的に皮ごと使う。ニンジンは葉も使うこと。
② 蓋がしっかり閉まって蒸気が外に逃げず、長時間加熱しても焦げ
にくい鍋(ホーロー引?)を使う。蒸気にもファイトケミカルが含まれ
ているので、蒸気が漏れるとその分が失われる。
③ 食塩など調味料を一切加えないこと。野菜本来の甘みとうま味だけ
で美味しく食べられる。これに慣れると、味覚が敏感になり、調味料
なしで美味しくなる。
④ 具材だけでなく、スープを残さず、大事に頂くこと。これからは、野菜
は茹で汁ごと頂くようにしましょう。 .摂取: これを毎日200~600ccづつ頂く。朝食時、夕食の前の空腹
時に呑むと、吸収しやすい。温かくしても、冷たくとも美味しい。
保存: ファイトケミカルは冷凍しても効力が変わらないので、一度に
多めに作って、スープと具材を一緒に冷凍保存するのが良い。
rtfkさん、アルマさん、コメントを有難度うございました。
ガンにならない食習慣は、加齢と共に衰える抗酸化力→老化を補う食事と同じですから、中高年者に合った食習慣だと思います。頑張ってください。
by 堀 信夫 (2011-12-13 17:06)
人参や大根を茹でて、その茹で汁を捨てずに飲む。今までに体験したことがなく、不味そうに想像しますが、近々試みましょう。
大根も人参も生で食べると美味いのですが、食習慣を大きく変えることになるので、決心に少々時間を要します。
by 村尾鐵男 (2011-12-13 19:02)
村尾さん、コメントを有難度うございました。
調味料無しで、水で茹でるだけのスープは、手間がかからず、素朴な味ですが、私には美味しいと思います。
もっとも、私は美味よりも、栄養バランスを気にする方です。したがって、カラダに良いと聞き、お金がそれほど掛からないことは、何でも直ぐに試して、体調が良くなれば、続けます。良いと思い込むことで、半分は体調も良くなるのだと思っていますが。
by 堀 信夫 (2011-12-14 16:14)