TPP(Trans-Pacific Partnership)-2/ [日本]
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11月1日にTPP について投稿しました。
本日はその後の動きを紹介します。.
火花散る日米外交交渉11月13日早朝(日本時間)、ホノルルで日米首脳会談が行われた。
米側の報道発表資料にはTPPについて「野田佳彦首相が『すべての物品およびサービスを自由化交渉のテーブルに載せる』と述べた」と書かれていた。まさに、サービスの自由化が米国の狙いどころである。外務省は「野田首相は言っていない」と抗議したという。TPPを主導する米国の交渉が極めて強引なことが知れる。
日本は牛肉の輸入規制緩和を早々に発表してしまった。なし崩しに米国主導のペースに嵌められる可能性が大きい。.
米中識者のComment
Clayton Yeutter(1930 - ) 元USTR代表
日米が組めば中国の経済力への対抗勢力になる。
米が主導するTPP は世界で最高水準の貿易自由化ルールを目指している。中国もTPPに従わざるを得なくなる。
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李向陽 (1963 - )中国社会科学院アジア太平洋研究所長
中国封じ込めの政治的な動機がある。
TPP 加盟国は知的財産保護など米国と一緒になり中国への圧力が
高まる。
中国は労働者のストライキを認めていない。 TPPの加入条件は譲歩できない。 中国はTPP参加国に経済的な利益を与えない。 ASEAN+(3)と日中韓のFTA を強く望んでいる。
その他
1.韓国は中国から圧力を加えられ、交渉処ではない状態
2.カナダおよびメキシコが米国の強力な働きかけに応じてTPP
交渉参加を表明
3.玄葉は中国から「次期首相」と煽てられ、舞い揚がった彼は
「尖閣は中国に渡してもいい」との考えを披歴したと言われる
4.野田内閣支持率が56%から42%に急落.
ぼくあずさのComment
1.米国はTPPによる中国封じ込めを狙い
2.中国は中華思想に基づく外国支配を目論む
3.玄葉が中国スパイであれば、早急に排除
4.早い時期の解散総選挙を望む
5.内閣支持率42% は可也の高率.
TPP(Trans-Pacific Partnership)-1/ [日本]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-11-01-2
内閣支持率42%に急落 TPPに不安感56% 野田首相の指導力なさに批判
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111114/stt11111411480000-n1.htm
本日(15日)、断片的ですが国会審議をラジオで聞きました。質問がTPPに及ぶと、首相と政府側に答弁が曖昧になります。
TPPに関する戦略が描かれていないと感じました。これから米国との折衝が始まるのでしょうが、生兵法にならないことを願います。
by 村尾鐵男 (2011-11-15 19:49)
今日(16日)も再びラジオで国会審議を聴きましたが、TPPが俎上に載ると、野田首相の歯切れが悪くなりました。首相の弁舌が下手なのか、背後に何かが隠されているのか。
米国との交渉に参加するだけだと言うが、対中国外交の意味合いが強いTPP交渉で途中で降りることはできないはず。
どうも判らないことばかりとの感が強く残りました。
by 村尾鐵男 (2011-11-16 21:36)