日米医療経験談 (2) [サンアントニオ短信]
大嶋 邦夫
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白内障手術はお茶の水の順天堂病院で10数年前、緑内障も現在日米で定期的に診察を受けています。 白内障手術、米国は半日、日本でも日帰り手術が多くなったと思います。 私の場合、慎重を期し順天堂病院で一週間入院して両眼手術をしました。 自費でお茶の水駅を見下ろす一人部屋たったこともあり総額150万円でしたが、眼内レンズ仕様決定を含め大変丁寧な対応でした。
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緑内障も老人病で発見が早ければ、眼圧を下げる点眼薬で現状維持は可能です。私は聖路加病院の定期検査で眼圧が高いことを指摘されながら、視野検査を行わなかったのが左眼の視野欠落につながりました。 緑内障を治す術が今無いだけに、定期的な視野検査は50歳を過ぎてからは不可欠です。
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緑内障の定期検査は、東京では恐らくこの分野の権威者、順天堂卒、ルイジアナ州立大眼研究所フェロウー歴任、に巡り合えたのは幸せでした。 PCを駆使し、最新の機械を持ちまことに効率的に診療しています。 順天堂、聖路加ですと検診でも最低半日仕事です。 この種の専門個人病院を見つけることが、インターネットで容易になりました。 一方、今かかりつけのサンアントニオの眼科は殆ど最新の機械の持ち合わせのない町医者ですが、定期的眼圧検査や目薬の処方には便利です。
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次回、稿を改めて人生でも一番恐ろしい膵臓がんの疑いが聖路加の定期検診で出たことに触れたいと思います。 ちなみに最近亡くなったスチーブ・ジョブスは膵臓がんでした。
大嶋さん
白内障手術の技術進歩で日帰り手術とは驚きです。すい臓がんの疑いとは心配なことです。この記事を掲載すべきか迷いました。貴兄のメール受信機能は未回復のようです。原因は判明したのでしょうか。
by ぼくあずさ (2011-11-04 20:18)
年齢とともにいろんな病が出てきますが特に怖いのは目の病気ですね、私も年に一度は眼圧検査を受けて居ります。
by 馬爺 (2011-11-04 21:59)
検診は大事ですね。
by ねじまき鳥 (2011-11-04 23:51)