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Re. アメリカインディアン [和田の泊りより]

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森田さん

NHKラジオ講座の録音有難うございました。

よく聞き取れました。

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アメリカインディアンについては西部劇に出てくる騎兵隊の征伐の対象となった悪者のイメージしか無いのです。勿論テリトリーに押し込められたと言うことも聞いていましたが実情についてはこの録音を聞いて良く判りました。我々が聞いているのは大嶋さんが言われる勝者の歴史だけなのですね。所詮西欧文明の民主主義とはこんなものなのでしょう。日本も色々な国を統治して同化政策をとったのは同じですが略奪するのでは無くて共存共栄を図ったように思います。

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そしてインディアン(この名前も差別用語だと言われ、Native Americanが正しい呼び方だと聞いていたのですが)から奪った土地財産も今や1%のユダヤ資本に召し上げられてしまい、歴史は巡るでその立場は近いものになってしまったのでしょう。

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フロンディア精神は立派なものだったのでしょうが、弱者を蹴散らしての開拓と言うものは矢張りヨーロッパ型なのですね。そして西海岸まで行きついて、次は黒船となって日本に来たのでしょうが日本の場合はそう甘くは無かったようです。

日本もインディアンと同じく諸藩が割拠していた筈ですが外敵に対しては日本と言うものを意識していたと思います。

これは矢張り朝廷というものがあって日本を意識させる求心力があったからだと思います。敗戦時に日本が分割統治されることが無かったのもマッカーサー辺りがこの辺を意識していたように思います。

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日本では古事記の時代は別として権威(朝廷)と権力(幕府)が一体ではなく、そのため権力は滅びる事があっても、権威は保たれました。このあたりに日本の一体感は未だ残っていると思われます。

話が日本へ飛んでしまいましたが、幕末の砲艦外交に対する日本の対応もそれ程相手の言いなりではなかったようで現在の外交よりは余っ程ましだったようです。

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取りとめの無い話になってしまいましたが。

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                                                      月川@神戸

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注1.インディアンの中でもイロコイ族は独立国として現在もNY州の北部に存在する。下記参照方。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%A4%E6%97%8F

2.以前マンハッタンのブロードウエイ160丁目にNative American博物館がありました。一度行っただけで大した展示物も無かったように思いますが現在ではマンハッタン南部にスミソニアンの分館として新しいものが出来ているようです。

e?¨">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8

ニューヨーク 国立アメリカ・インディアン博物館 

http://blog.looktour.net/13/ny042009 


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村尾鐵男

森田・月川h談義に割り込ませていただきます。
日本が、もしもハワイの位置にあったら、黒船に占領されて植民地化されていたかもしれません。
幸いに当時の黒船にとって日本は遠く、さらに太平洋の北に位置して波も荒く、その日本を相手に戦えるほど造船造艦技術が未だ発達しておらず、特に石炭の補給面からは日本は攻め難い場所に位置しました。
「ペリー航海記」には、最初の嘉永六年の来航時、石炭と飲料水が不足していて、浦賀には長く留まれなかったとの記述があり、又、これを当時の幕府側も見破っていたようです。
他国を攻めて占領し、さらに植民地化するには先を行く技術と圧倒的な武力が必要で、幕末の日本にはフランスが後押しをしており、対米武力バランスは必ずしも日本が圧倒的に劣っていたとは言えません。
この観点からは、インデイアンも清朝末期もインドもインドネシアもヴェトナムも、日本に較べて極めて不利な条件下にありました。
by 村尾鐵男 (2011-10-27 16:00) 

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