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進むも地獄か、米国債務 [サンアントニオ短信]

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日本もまだ2か月は暑い日が続くでしょうか。 サンアントニオ、雨乞いが必要です。 ハリケーン崩れの熱帯低気圧テキサス東岸に上陸し東に進路を取っていますが、ここまで到達する力があるか疑問です。 昨日は強い風が吹きまくり、庭のデッキ・チェアとテーブルの傘が吹き上げられました。

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8月2日が期限の米国債務上限引き上げ法案、下院では通過、上院ではただちに否決され楽観は許されません。 引き上げに失敗すれば米国の信頼が裏切られ、マーケットに影響を与え、国の支払いが滞り経済が混乱。 国債ランクがAAAからAAへ下がり、支払利子が上がる。 通過したとしても、法案の条件となる歳出削減で雇用維持に必要と言われるGDP年率成長2.5%は危ぶまれ高い失業率は高止まりで不景気からの脱出は難しそうです。 

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それにしても国家予算の40%も国債に依存。 ここまで積みあがった歳出、特に年寄が増えると増加する年金、老人健康保険、そして失業保険、軍事予算など削減には大変な項目ばかりです。

対する日本、すでに国家予算の50%以上でしょうか。 そして、積みあがった国家債務もGDP比

200%と米国100%を遥かにしのぎます。 日本国債は95%は日本人が持ち、米国債は中国、日本が持つ違いがありますが、日本では歳出削減問題が大きな議論にはならないのは、東北地震、原発のニュースの陰に隠れたからでしょうか。 日米とも大きく均衡を欠いてからもとへ戻すのは、国民の痛みを伴わずして無理な相談のようです

大嶋


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