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自然エネルギー利用 -2/2 [水・太陽・空気]

                                                                                  .by ぼくあずさ

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自然エネルギーは原発の代替えにはならないことは、先の-1/2で述べた。エネルギー密度の高い水力はダム建設禁止の民主政権のもとでは、ダム保全さえもままならない。村の水車小屋も水利権があって実現は難しい。地熱は温泉との関係で新規井戸掘削など覚束ない。

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さて、ある意味「遊び」のレベルと言える「マキ発電」と「太陽空気暖房」について紹介する。これさえも、工業製品だから能率が高い、よいものだとのイメージが先行するソーラパネルより、場所によっては役立つと思われる。世界は広い、人々は知恵を働かして色々な試みをしている。興味のある方はネットで調べることをお勧めする。

メガソーラー計画は「金持ち国」の道楽です。日本は、もはやデフォルトの津波が来るか分らない「カネのバラマキ」が許されない国です。

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マキ発電

戦中戦後の石油不足の時代に実用化された「代燃車」と呼ばれた「木炭焚きトラック」にルーツがある。

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里山保全、杉植林地の枝落・間伐など自然環境保護の拠点での分散電源(電力系統とは分離)として活用する。日本人が自然と共存してきた時代の生活を人為的に体験できる小さな休暇村のイメージです。これは投資回収年数計算の対象外です。山間部の過疎地に創造できればよいなと思われる自己完結型のコミュニテイです。

早稲田大学などの大都市にある大学や地方大学が知恵と労力を提供することが前提であり、既存の温泉や観光地との共存を図ることが求められます。

自分たちが非効率に生産した最小限の電気で暮らす生活体験は、これからの人生を豊かなものにします。

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リンク先「マキ・ガスタービン発電機」をお読み下さい。云うは易く、行い難しことがお分かりと思います。安定して大量の燃料が確保できる場合は、既存の木炭ボイラーと新開発の高効率小型蒸気タービン発電機+バッテリーによる分散型発電装置が有望ですが、設備費が高価になります。

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重要なことは

1.安易に補助金を求めない

2.省エネ、節約、助合い、奉仕

3.原料となるマキの年間の安定確保

4.必要により新しい技術の導入

5.木材は再生可能燃料に認定されており、CO2発生ゼロです

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太陽熱空気利用

カナダでは温度による空気密度の違いを利用して空気循環を行い、安易に電気を使用していません。研究の価値が大いにあります。

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ぼくあずさのComment

1.商品であることが絶対条件の企業内では研究対象になりません

2.如何にカネをかけずに実現するかポイントです

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自然エネルギー利用 -1/2 [水・太陽・空気]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-07-19 

マキ・ガスタービン発電機

http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/cooldata2/gassification/woodturbinej.htm


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村尾鐵男

昔、火起しの下手な男は嫁姑から軽蔑されました。
毎年、9月になると町内会で炊き出しの訓練をするのですが、今の若い夫婦は共に薪に火を点けるのが下手です。

さて、一国の為政者は火起しが上手でないと務まりません。折角燃えている火を消すに至っては論外です。火起しの下手な政治家は国民から嫌われます。
by 村尾鐵男 (2011-07-19 13:06) 

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