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風力も脱原発には無力 [水・太陽・空気]

                                                                                .by ぼくあずさ 

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自然エネルギー利用先進国のドイツは第二次エネルギーショック(1979年)以降、日本と同様に(化石燃料)代替えエネルギー開発の試行錯誤の末、今は北海・バルト海の大型洋上風力発電に注力している。だが、成功した処で脱原発はまったく不可能であり、強かなドイツ人、石炭焚火力の建設を急いでいるのが実情です。CO2排出ガス増など云っていられないのです。

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村尾鐡男著長編小説「風に恋して」は寒い冬の日、バードウオッチングに出掛けた近くの丘の上にある公園から偶々80倍の双眼鏡で発見した丹沢山中のブレード一枚が欠けた風力発電からミステリアス・ロマンは始まります。

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主人公池田香奈子の亡くなった元パイロットの夫君の郷里青森で、案内されたのが当時日本最大の竜飛ウィンドパークであった。

1992年にNEDOと東北電力が共同で建設、運営されたが5年後の1997年には撤去された。

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shinizumowindpark.jpg現在国内最大の新出雲風力発電78MW(3MWx26基)は2009年に運開したが事故続発で長期停止を余儀なくされている。風車はヴェスタス(オランダ)製。

写真はAsahi com より転載、クリックで拡大します。

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荏原製作所は風力発電より撤退。多数の離島がある沖縄電力は、早い時期から風力発電を多数建設したが、いずれも台風で破壊された。その後、どうなったのか知らない。

鹿島沖では大型ウインドファームの建設計画がある。投資詐欺にならなければよいが。

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ソーラーパネルに比べ、有利だと言われる大型風車であるが、ブレード折損という問題が解決出来ていない。

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ぼくあずさのComment

1.ドイツの友人Peter は風力発電で到る処、美しい自然が無残に破壊

    された最近のドイツ事情を伝えている

2.私は僅かな量の発電の為に、風車が林立する丹沢山塊を見たいと

     思わない

3.脱原発を叫ぶ菅首相に多くの国民が同調している現実

4.私は「原発は必要」「安全性を高めるのは日本の責任」との考え!!

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国内最大の新出雲風力発電所再開へ 事故乗り越え

http://mytown.asahi.com/areanews/shimane/OSK201106040096.html 

1300kw風力発電機の倒壊

http://flueren.blog.ocn.ne.jp/dorf_flueren/2007/01/post_0980.html 

日本に巨大風車はいらない

http://no-windfarm.asablo.jp/blog/cat/2/

風に恋して  村尾鐡男 箸 

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102295358/subno/1

風力発電立地ノケース

http://shakai-gijutsu.org/vol6/6_77.pdf


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村尾鐵男

ドイツの流体物理学者 Dr.Albert Betz の「ベッツの法則」があり、それによると、風力エネルギーを風力発電機で取り入れる限界効率は59.3%で、これは理論値ですから、実際の諸抵抗を考慮すると、風力エネルギーの高々50%ほどしか風車で取り込むことができません。
加えて、北海のような寒冷な場所では、冬の雨天の日には風車が凍結し、これを溶かすのにかなりの電力を消費してしまい、あまり効率の良い発電方法ではありません。
by 村尾鐵男 (2011-07-16 21:09) 

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