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困ったものから想起したこと   12/3/2010 大嶋邦夫 [サンアントニオ短信]

.これは想像の世界です。 東京米国大使館からの国務省宛のメール。

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今度の総理大臣にはほとほと困っている。 意見もコロコロ変わり、友愛政治などと訳のわからないことを言う。 極め付けは“Trust me”だ。 国をどう守るか理念のない男に、信じろと言われてもそれは無理な話だ。

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先輩から戦後直後GHQ時代に吉田茂の側近に白洲次郎という男がいたことを聞いた。 日本側ではただ一人、GHQを恐れずに日本を代表して意見を言った。 英語もケンブリッジ仕込みで上手かったと聞いている。 理路整然として筋を通した。 今の日本政府にこのような伝説の男が欲しい。

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現実の世界に戻ります。 近所に共和党支持者、東京に2度通算5年アメリカンスクールに関係、上海、シンガポール、リアドにも教育関係で滞在、

PhDを持っている米国人の同年輩がいます。 数日来、戦後のGHQ、GSの後遺症、白洲次郎などのことについて話をしました。 High NoonからマッカーシズムそしてGHQの話になりましたが、知日家でもGHQ、特に民生局が後の日本に及ぼした影響を理解していませんでした。 Wikipediaの資料にGHQが武術、武道を禁止、チャンバラ映画まで軍国主義に通じるということで禁止、嵐寛寿郎、片岡千恵蔵が仕事を失った。 さらに米国若手将校が“日本語は漢字が多いために覚えるのが難しく、識字率が上がりにくいため民主化を遅らせている”とし日本語をローマ字表記にする計画があった。

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これらの例を引き、戦後1945-52年の短い間のGHQの残渣が50年以上たった今の日本、特に教育関係に残っていると説明。 今のオバマ政権の動きに対抗したTea Partyの動き、憲法に戻ろう、などを議論しました。 日本も憲法から防衛、教育の基本を見直し、GHQの残渣を取り除くべき時代に来ています。 野球、アメフトなどの行事、Tea Party集会は無論ですが、必ず国旗があり国家が歌われます。 そしてことあるごとに、戦死者、軍属者に対する感謝が表されます。 ファーストフードチエンでさえも軍属者には10%の割引があります。 敗戦武士道までも否定され、それとともに関係する歴史が否定され続けているのは残念です。 愛国心は育ちません。 皇室に対して尊敬の念を持てない、また携帯電話のスイッチを切らなかった国会議員もこの戦後教育の犠牲者でしょうか。

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沖縄返還に関連した”密約”についてまた改めて書きたいと思いますが、当時としては最善の意思決定をした。 しかし、続く政府がこれを明らかにするタイミングを失してしまった。 戦後のGHQの残渣も日本国が滅びるまえに取り除くことが必要です。

先の友人日本滞在中、JNR(日本国有鉄道)が強い労働組合を持ち、争議が良くあったことを憶えています。 時の政府、内部の勇敢な改革者の力で今やリニアーを走らせ、駅中の商売で稼ぎ、構成員が自分の会社として自信を持って働く全く別の会社です。 GHQの残渣を早く取り除き、JNRからJRへの転換を日本国に起こしたいものです。


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