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深刻な中国の空気汚染 [朝鮮半島・中国・台湾]

                                                        by ぼくあずさ

中国大陸のPM2.5汚染は最早人が住める状態でありません。急激な
生産活動の興隆と生産第一主義の誤った人々の意識により自然界の
持つ空気浄化能力を遥かに超える深刻な空気汚染をもたらしました。
空気中の微粒子は人や動物の体内に蓄積され気管支系に極めて
深刻な障害をもたらすと云われています。

偏西風に乗って日本列島へまで飛来します。迷惑この上ない健康上の
被害をもたらします。

私が1972年4月に初めて文化大革命中の北京を訪れた時は、天安門
広場前の大通りを走る車の数はまばらでした。柳の花がホテルの客室
内にさえ漂っている外は黄砂もなく、落ち着いた古都北京の佇まいは
今や昔の事です。

其の後訪れた中国は生産第一主義で効率の悪い石炭焚き火力発電所
の煙突から立上る黒煙は排煙脱硫装置が稼働していないことが分り
ました。日本では四日市喘息や東京の環状7号線の上空に雲が発生
して大騒ぎになり、ディーゼルトラックへの高性能排ガス処理装置搭載
の義務化や火力発電所の高効率化とばい煙処理設備の導入や家庭用
燃料のLPG化が急速に進められました。

世界でも稀な山林大国であり、西を日本海、東を太平洋に挟まれた日本
列島は空気が常に入替わる天然浄化される恵まれた地形です。

VWの排ガス不正問題とは縁遠いのはトヨタが世界に先駆けてガソリン
車の燃費向上に取り組みHV車を開発したことによります。1リッター43
㌔の驚異的な低燃費エンジンを市販車に搭載するなど先見性があり
ました。VWの排ガス不正は日本車との低燃費競争に敗れたからです。

多くの原発が停止に追い込まれても電力供給にブラックアウトが生じ
ないのは日本人技術者の日ごろの地道な省エネ技術追求の努力の
結果です。戦後に始まった8電力体制による世界最高効率のLPGコン
バインド発電所建設を先行させた先人の英知のたまものです。


なお中国は60基の大型原発の建設による石炭からウランへの燃料
転換を図っています。


中国で深刻な大気汚染、PM2.5がWHO基準の約50倍
http://www.afpbb.com/articles/-/3065971?blog=sonet
温室効果ガス濃度、14年に過去最高を更新 国連機関
http://www.afpbb.com/articles/-/3065998?ctm_campaign=pcpopin


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ニッキー

TVのニュースで見て思わず「えっ?」って言葉が出るくらい画面が白かったです(*_*)
by ニッキー (2015-11-10 15:39) 

ぼくあずさ

ニッキーさん
niceとコメントありがとうございます。
次女の学友でした四川省重慶からの留学生は帰郷して余りの酷さに
日本永住を決意しているそうです。人が住める地ではないようです。
by ぼくあずさ (2015-11-10 17:10) 

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