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3Dプリンターを活用した新しい産学協同電子機器生産基地作り [日本]

                            by ぼくあずさ

大和高田市にお住まいの裏・市長さんの記事に3Dプリンターで拳銃が
カンタンに作れることが紹介された。早速ネットで調べた処、作成した
拳銃を試射しているU-tubeがありました。(程なく削除)
1年ほど前にタレントが鵠沼散歩中に訪ねた町工場で3Dプリンターに
よる肖像作りが紹介されていました。その後新聞その他で3Dプリンター
が部品製造に革命を起こす可能性があることを知った。

☆以下はヨタ文ですので飛ばしてぼくあずさのコメントをご覧下さい。

私は大学の機械科で学んだのだが、製図は大の苦手でした。
入社後配属された火力設計Waermerechnung Gr. (熱計算Gr.)
では机と椅子の背後に大きな製図板が準備されたが、Schaufelplan
(翼組立図)製図、Kritischedrehzahl der Welle (車軸危険速度)
やEigengeschwindigkeitzahl der ND Laufschaufel
(標準低圧動翼固有振動数)を計算する他は構造設計Gr.が作成する
主要構造設計図のチェックに使用しました。
 
主要な仕事はWaermerechnung(熱計算=計画計算)であり、
タービンのモデル選定と効率計算でした。蒸気タービン計算書はすべて
ドイツ語を使用し、新しい大型ファイルに保管しました。

毎朝、タービン工場の朝礼が終った頃に自分が設計したタービンの
ケーシング、車軸の加工の進行状況を確認しました。翼植え作業が終る
と、車軸のバランス試験があり、そろそろタービンの総組立へと工程が
進みます。工場試運転が終わり梱包して現地に送られます。
現地での蒸気消費量試験に立会、性能を満たしていることを顧客に
報告して私の担当の仕事は終わります。

話が脱線しました。私が設計した蒸気タービンの構造設計を担当された
担当者、工場スタッフ、職長、組長たちや現地性能試験員たちの笑顔
が思い浮かびます。蒸気タービンの寿命は半永久的ですので私が設計
した多くの蒸気タービンはいまなお国内外で稼働しています。
随分と優遇して貰いましたが、特に若いころの長期のSiemensでの
開発業務はその後の会社生活を通じて大変役立ちました。感謝!!!

ぼくあずさのコメント:  

(1)3Dプリンターの活用による電子機器部品の迅速な新部品製造に
  欠かせな技術であり、海外から国内へ生産拠点の変更に役立つ
(2)無人生産や自動組立システムとの複合が考えられる
(3)政府および県は電子機器製造工場の誘致プロジェクト立上げ
(4)産学協同の新しい形の地方国際都市作り
(5)米国企業誘致
(6)富士通の新しい事業、3Dプリンターソフト開発部門の成功を期待!


カンタン!自宅の3Dプリンターで拳銃作ってみませんか?の巻 
[社会派]
http://yamatotakada.blog.so-net.ne.jp/2014-05-09 
3Dプリンターで銃自作か 大学職員を所持容疑で逮捕
http://www.asahi.com/articles/ASG582W74G58ULOB002.html
3Dプリンターで試作品 富士通がメーカー支援
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131023/biz13102315450015-n1.htm


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コメント 6

早稲田大学鋳物研究所スキー部長

私も大学の製図が苦手でした。
「気合の入ってない線引くんじゃない!」とよく怒られました。

by 早稲田大学鋳物研究所スキー部長 (2014-05-10 07:45) 

村尾鐵男

TVで観る「3Dプリンターで作った拳銃」の粗末さには驚きました。3Dプリンターもまだまだの感があります。特に、3Dプリンターの普及にはコンピューター・ソフト業界が先導しており、この業界は半完成品ソフトを臆面もなく世に出すことに慣れており、要注意でしょう。当分は金型から製造を始める日本の伝統から脱することは無理と思われます。
by 村尾鐵男 (2014-05-10 07:58) 

ぼくあずさ

村尾さん
仰る通り未完成のソフトを平気で売出すのがコンピューターソフト
業界ですね。3Dプリンターの将来性について貴兄と私では大きく分かれ
ました。機械品をいつも身近に触っていたかいないかの差がでたのかも
しれませんね。私は電子機器部品から利用が広がるだろうと考えました。
by ぼくあずさ (2014-05-10 10:35) 

村尾鐵男

字数が少なくて誤解されたようです。3Dプリンターは急速に普及すると思います。ただ、強度や剛性を要する部品まで3Dプリンターで無理に作ると悲劇が起きかねません。やはり鋳研の世界、即ち、精緻な金型と考え抜いた材料の世界でしょう。一般的に電子部品は強度も剛性も耐磨耗性も求められず、3Dプリンターによる製造には向いているでしょう。
by 村尾鐵男 (2014-05-10 11:34) 

ぼくあずさ

早稲田大学鋳物研究所スキー部長さん
私のころは切断したガソリンエンジンに工業丹で形状を写し取り
設計図面を作成する授業でした。バカバカしてやっていられず、
それでも単位をとるために学友の図面を写して提出しました。
横田研では論文書きをされている教授の姿を身近に拝見して
技術論文を読むことの大切さを学びました。
貴兄が学んだころの機械科は西早稲田に移り新時代の教育が
行われたのかと思います。

by ぼくあずさ (2014-05-11 08:55) 

ぼくあずさ

村尾さん
コメントありがとうございます。私も同感です。
by ぼくあずさ (2014-05-11 09:01) 

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