山椒魚 井伏鱒二 [自宅静養]
朝から晴れ気温も上がり、庭に雑草が生え始めました。自宅新築工事の８ヶ月の間に奇麗に手入れされた芝生は失われたのです。
海棠のピンクの花蕾が紅・椿によく似合います。
遅咲きの水仙が庭で思い思いに咲いています。
秋になったら快癒記念にブルーベリー２種を植える事にしている。
今思いついたのだが追加して御影石ブロックで幾つかのスイセン島とヒガンバナ島を作ることにしたい。
井伏鱒二集の２４篇の短編小説の内、幾つかは読んだ記憶がある。作者は明治３７年生まれ早稲田大学文学部に入・退学している。「鯉」には早稲田大学のプールに鯉を放したとの記述がある。
「山椒魚」は大きく身体が成長して彼が棲む岩屋から出られなくなった山椒魚の物語だが病で左足が不自由になり日々リビングでリハビリに努める私の境遇をふと重ね合わせて不愉快になりました。
其処から抜けだそうとの努力も叶わず時間が経過。小説としては他の作品に比べ群を抜いている。
大山椒魚は三重・赤目四十八滝の水族館で始めて見ました。大学を卒業して電機メーカーに入社した４・５月の三重工場実習生活中の休日に同期入社の仲間とハイキングした折です。その後、古河三水会のメンバーの一人、名張工場長をされている方に案内されました。翌日訪ねた
室生寺の倒木で大破する前の素敵な五重塔が印象に残っています。
小さなハコネ山椒魚は家族で泊まった松本工場の山小屋近くの谷川と
若いころ度々歩いた谷川山荘奥の谷川沿いの湧き水の処で見かけた。
「鯉」と「女人来訪」も読んでみたが、なかなかユーモアor滑稽と云えるのか小説らしからぬ内容でした。
「山椒魚」 井伏鱒二
http://www.youtube.com/watch?v=h-3pgWXhVFg
赤目四十
http://www.youtube.com/watch?v=cpTy3H8zMr4
リビング３０往復４、なみきリハビリ（２４３歩）
井伏鱒二とは懐かしい名です。私の父が明治38年生まれで、同年代の共感を覚えたのか、私が高校生の頃に、盛んに井伏鱒二を読めと勧め、私は逃げ回っていました。当時の私の最大の愛読書は「無線と実験」でした。
山椒魚は残念ながら天然のものは見たことがありません。
by 村尾鐵男 (2014-03-29 10:08)
家の工事とかすると、庭などが痛めつけられてしまいますね。。
キチッと養生をして欲しいものですが。。。
スイセン島とヒガンバナ島が、出来上がったら、是非ブログアップして頂けるといいですね。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-03-29 11:05)
村尾さん
ラジオなども自作されたのでしょうか。
by ぼくあずさ (2014-03-29 17:53)
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん
家族にも計画を話しました。御影石ブロックを環状に並べて
土盛して球根を植えるのですから素人の私でも出来ると
考えています。勿論、ブログに写真をアップします。
by ぼくあずさ (2014-03-29 18:00)
今晩は。
井伏鱒二、くすくす笑える作家ですね。
サンショウウオ、小さいのが田舎の湿地にいるのではと思ってます。
by 夏炉冬扇 (2014-03-29 18:10)
夏炉冬扇さん
コメントとnice vielen Dank!
自然が残る素敵な土地ですね。羨ましいです。
by ぼくあずさ (2014-03-29 20:46)
広島県で高校時代を過ごした私には「黒い雨」が一番印象に残る作人です。
その高校の美術部の2年先輩に井伏鱒二氏のお孫さんが居ました。東京の方の美大へ進学された記憶があります。
by orange (2014-03-29 23:59)
orangeさん
コメントとnice ありがとうございました。
美術部に所属されていたのですね。油絵ですか？
卒業後三菱商事に就職してウイーンとデュッセルドルフに
勤務した武蔵卒の学友、父親が陸軍中将だそうですが原爆
投下の時、住んでいた広島郊外の町に夥しい数の被災者が
運ばれて来た悲惨な情景を語って呉れました。
彼は学生時代にドイツ語でノートをとっていました。
ジュクでの集まりの帰り際、「〇〇君こんな手になっちゃ
ったよ」と云いながら握手を求められました。
これが今上の悲しい別れになりました。もう3年の歳月が
過ぎ去りました。
by ぼくあずさ (2014-03-30 02:12)
古河三水会とは懐かしいです。
私も古河電工の出身です。
by 早稲田大学鋳物研究所スキー部長 (2014-03-30 17:42)
早稲田大学鋳物研究所スキー部長さん
奇遇ですね。三水会技術委員会で古河市兵衛翁の肖像画
を拝見する度に全身が引締まる思いがしました。
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-05-18-3
古河電工のサッカーが復活することを期待しています。
by ぼくあずさ (2014-03-30 18:32)