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アルジェリア人質事件 その後 [中近東・アフリカ]

                                            .by ぼくあずさ


砂漠地帯に建設中の天然ガス処理プラントで日揮と下請けの日本人10人を含む多数が死亡する悲劇が1月16日に起きた。第一報は駐日英大使館員から外務省に入った。アルジェリア軍が包囲の末、人質を乗せ脱出を始めた車両群をロシア製武装ヘリにより英国にも事前通知がないまま電撃攻撃が行われた。

マリで軍事作戦中の仏は直ちに、アルジェリア軍の行動支持とマリでの軍事作戦の正当性を表明した。程なく米英はアルカイダ系武装集団によるテロと断定、仏と歩調を合わせた。

マリは遊牧民族のベルベル族5%、アラブ系 10%と黒人85%の人口構成であり、黒人による少数民族の迫害が起きている。


ぼくあずさのComment

1.マリでの権益確保の仏外交の勝利
2.仏は尻拭いを米英にさせる可能性?
3.米英仏の政策決定に日本の人命最優先は考慮外
4.米英仏の対シリア消極的姿勢はダブル・スタンダード
5.アラブの春でガダフィのリビィヤが崩壊、大量の武器が拡散
6.アラブの盟主と言われたエジプトの不安定化
7.地下資源分捕り合戦は波乱含みの展開へ、終息の目処立たず
8.「ここは地の果てアルジェリア」は暫く目が離せない
9.シェールガス革命は米英の北アフリカへの影響力低下へ?


アルジェリア:天然ガス処理プラント [中近東・アフリカ]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2013-01-18-1
《東京外大・日本語で読む中東メディア》「アルジェリアの人質救出作戦、悲劇に」ほか~アラビア語、トルコ語、ペルシア語の現地紙から
http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/interview/2013012300001.html 
クローズアップ2013:マリ戦線、泥沼化懸念 仏軍撤退、道筋描けず
http://mainichi.jp/opinion/news/20130204ddm003030125000c.html 
マリ情勢のリビア治安への影響
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/cat_73705.html


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YUTAじい

おはようございます。
中国海軍のレーダー照射・・・米軍なら直ちに反撃です。
恐い恐い国です・・・汚染で滅びそう。
平和に程遠い世界が拡がってます。
by YUTAじい (2013-02-06 06:23) 

ぼくあずさ

YUTAじいさん
コメントありがとうございます。中国軍の挑発に乗らず
国を守ることの大切さと困難さを感じます。
自衛官や海上保安庁の隊員の精神的な負担は
計り知れないと思います。
by ぼくあずさ (2013-02-06 08:33) 

馬爺

今や一発触発の危機が迫ってきましたね、それにしても何故挑発してくるんですかね、本当に戦争をしたいのでしょうか?
もし戦争になれば日本だけでなく連合軍を敵に回すことになり過去の日本と同じ道を歩むことになるのを分からないんですかね。
北と言い〇国(他にも有りますが)といい危険な国が増えてきておりますね。
by 馬爺 (2013-02-06 18:23) 

夏炉冬扇

こんばんは。
不幸な出来事でした。
仕事でいかなければならない方、今でもいらっしゃるでしょうから…家族は不安いっぱいですね…
by 夏炉冬扇 (2013-02-06 18:34) 

ぼくあずさ

馬爺さん
一党独裁、毛沢東の呪詛が今も生きており。米中戦争の敗戦を
経験しなければ、独裁は崩れない。習近平はオバマが尻尾を
巻くと信じようとしているのかと思います。中国はテロ国家の本性
を現わしました。中国国民にその異常さに気づかせることを粘り強く
やる以外に日本の生き残る道はないのでしょうか?
by ぼくあずさ (2013-02-06 18:47) 

ぼくあずさ

夏炉冬扇さん
海外工事要員は、断ることが出来ませんから、
確かにご家族は心配ですね。
by ぼくあずさ (2013-02-06 20:38) 

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