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野田政権、中国を倣う [稲門機械屋倶楽部]

                                         WME36 村尾鐵男


昨日一日の出来事を今朝の新聞で読んで驚きました。野田内閣は昨日、我国のエネルギー戦略を定めたのですが、2030年代には原子力発電を廃止することに決めました。日本国家の将来を定める重要なエネルギー戦略を、こともあろうに昨日決めました。


昨日、尖閣諸島沖の我国の領海へ中国国家機関に属する艦艇六隻が不法侵入して遊弋し、国民の耳目が永田町から離れて西方の尖閣諸島へ注がれていたその間隙を突くように「エネルギー・環境会議」を開いて2030年代に原子力発電を廃すると決めました。

しかし、2030年代には原子力発電を廃するとしながらも、その結論は各所に矛盾と綻びが見えて、とてもこのままで突き進めるものではありません。察するに選挙目当ての思想的バラ撒きの一種です。

それはともあれ、中国船の不法侵入で世間が騒いでいる隙を狙った姑息な手段は、中国の政治手法に倣ったとしか思えません。
中国も尖閣諸島で意図的に騒ぎを起して、内政の苦境を乗り越えようと画策しており、中国民衆の目を政権内の権力闘争から逸らせ効果は絶大です。
野田政権も同じ手法でエネルギー戦略を決めてしまいました。中国船が日本の領海に侵入を始めたのが午前7時半頃、最後の船が領海外へ出たのが午後1時半頃で、「エネルギー・環境会議」へ野田首相が加わったのが午後4時半です。中国船が領海外へ出るのを見届けた後と言えば理屈は通りますが、如何にも姑息に過ぎる原発廃止の決定です。まさか中国政府に頼んで尖閣諸島の領海へ不法侵入を敢行してもらったとは思いたくありませんが・・・。


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ぼくあずさ

ぶれない野田首相を3党合意までは評価しておりましたが、その後は
輿石の云うなりで延命を図り、エネルギー政策は菅、枝野の政策を
仕分けできず、結局はダメな民主党に埋没しました。情けない総理で
終わりました。
by ぼくあずさ (2012-09-15 11:08) 

kiko1578

政治家は自分の事ばかり考えないで国民の事を考えて物事をやってほしいものです。時間はかぎられているん
ですから無駄な時間は使わないで
by kiko1578 (2012-09-15 21:16) 

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