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民主党の除名・離党騒ぎに想う [稲門機械屋倶楽部]

             2012-7-04 WME36 村尾鐵男



政権与党である民主党が大騒ぎの真っ最中です。誰が善くて、誰が悪人かは別として、敢えて名を出しませんが、大騒ぎの主人公の周辺に怪しげな雰囲気が漂います。それにつけても、二つの漢文を思い出しました


諸葛亮日、臣死之日、不使内有餘帛、外有贏財、以負陛下。


諸葛亮、日く、臣(シン)死するの日、内に余帛(ヨハク)有り、外に贏財(エイザイ)有りて、以って陛下に負(ソム)かしめず

諸葛亮とは劉備玄徳の懐刀として戦った軍師孔明のことです。
「私が死んだとき、家の中には有り余るほどの絹があり、外には有り余るほどの財産があることはあり得ない。そのようなことで陛下に背くことはない」


宋弘日、貧賎之交不可忘、糟糠之妻不下堂。


宋弘(ソウコウ)日く、貧賎(ヒンセン)の交(マジワリ)は忘るべからず、糟糠(ソウコウ)の妻は堂より下(クダ)すべからず。

宋弘は前漢より後漢の時代の政治家で、後漢の光武帝には高官として仕え、その宋弘が光武帝に語った言葉です。
「貧窮時代の友人を忘れてはならない。又、永年苦労をさせた糟糠の妻を家から追い払ってはいけない」


「糟糠の妻」とは、糟(カス)や糠(ヌカ)まで食べさせて苦労を強いた妻のことで、年経るほどに大切にすべきで、ましてや離婚して追い出すのは論外です。
糟糠の妻を大切にしないから、大事なときにとんでもない仕返しをされました。                         (了)


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