国破れてソーラーパネルだけが残るか [稲門機械屋倶楽部]
2012-06-05 WME36 村尾鐵男
昨日、民主党野田内閣がからに大きな改造を行い、閣僚の内で、諸々の問題を抱えて政府の足を引っ張った5人が更迭されました。更迭と言えば聞こえは良いのですが、世俗的に言えば懲戒解雇で、私は咄嗟の杜甫の「春望」を思い出しました。
春望 杜甫
國破山河在 國、破れて山河あり
城春草木深 城、春深くして草木深し
感時花濺涙 時に感じては花にも涙を濺(ソソ)ぎ
恨別鳥驚心 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火連三月 烽火(ホウカ)連なること三月
家書抵萬金 家書、萬金に抵(アタ)る
白頭掻更短 白頭掻けば更に短く
渾欲不勝簪 渾(スベ)て簪(シン)に勝(タ)へざらんと欲す
唐の至徳二年(西暦757年)、
安禄山の乱で長安の都が灰燼と帰し、杜甫が家からの便りを待ちながら詠った「春望」です。
昨日、民主党野田内閣がからに大きな改造を行い、閣僚の内で、諸々の問題を抱えて政府の足を引っ張った5人が更迭されました。更迭と言えば聞こえは良いのですが、世俗的に言えば懲戒解雇で、私は咄嗟の杜甫の「春望」を思い出しました。
春望 杜甫
國破山河在 國、破れて山河あり
城春草木深 城、春深くして草木深し
感時花濺涙 時に感じては花にも涙を濺(ソソ)ぎ
恨別鳥驚心 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火連三月 烽火(ホウカ)連なること三月
家書抵萬金 家書、萬金に抵(アタ)る
白頭掻更短 白頭掻けば更に短く
渾欲不勝簪 渾(スベ)て簪(シン)に勝(タ)へざらんと欲す
唐の至徳二年(西暦757年)、
安禄山の乱で長安の都が灰燼と帰し、杜甫が家からの便りを待ちながら詠った「春望」です。
翻って我等が日本國を観ると、民主党政権の異常さに改めて慨嘆せざるを得ません。民主党政権は、鳩山由紀夫、菅直人と口先だけの政治が続き、行動すれば国家を乱すだけの政権でありました。三代目の野田政権、少しはまともかと僅かな望みを託しましたが、民主党そのものの人材が無いに等しく、遂に国防の要となる防衛大臣を民間から得る以外に術が無くなったようです。
まさに現下の日本国家は「國、破れて山河あり・・・」の直前の様相を呈し始めました。日本には幸いにも草木は深く、花も鳥も多く、語りかけられるほどです。でも、民主党内の烽火連なること長期に及び、僅かに頭髪が残る吾が頭を掻いてもどうにもなりません。日本の国が破れて、ソーラーパネルだけが残る様は悪夢です。
村尾さん
ソーラーは金持ち国のものと相場が決っていたのに、ひた隠しに
してきた菅・枝野が主導した民主党のエネルギー制作。日本の
誇る電力システムを破壊した彼らを追放できないもどかしさを
感じます。社会主義者に先ずマスコミが乗ったられました。
正常に戻すのは容易なことではありません。
by ぼくあずさ (2012-06-05 18:53)
昔の映画「猿の惑星」を思い浮かべます。
地球上の文明が破壊された後、風力発電用の風車が倒れて錆付き、破壊されたソーラーパネルの穴から猿が出たり入ったり。
ぞっとします。
国破山河在 国破れて山河あり
風車倒壊虚 風車倒壊して虚しく
猿棲陽光板 ソーラーパネルに猿が棲む
by 村尾鐵男 (2012-06-05 21:44)