SSブログ

航空自衛隊は、何故、F-22 を買えなかったのか -3/7 [稲門機械屋倶楽部]

                               2012-05 WME36 村尾鐵男 

アメリカを硬化させたある事件 
米国がF-22型戦闘機の日本への輸出を躊躇する理由に、日本の防諜態勢の弱いことがあります。もっと端的に言えば、日本政府と防衛省は軍事機密の保護に弱いと米国政府と国防総省は見ています。


既に故人になりましたが、自民党の某首相は身辺近くに中国人女性がおり、ハニートラップに引っ掛かったと思われています。
 
しかし、アメリカの日本への疑惑を堅くさせる事件が2007年に起きました。 

2007
年(平成19年)119日、神奈川県警は横須賀市在住の一人の中国人女性を出入国管理法違反で逮捕し家宅捜査を行いました。そして、押収した物品に混ざっていた幾枚かのコンピュータ・ディスクを調べた結果、その内容がイージス艦に関るものと判明しました。
 

この中国人女性の夫は日本人で、イージス艦「きりしま」の機関員を務めた経歴を持つ二等海曹でした。二人は前年の10月に結婚していましたが、中国人妻が妊娠したようで、日本での滞在期間を延長するために申請を出したのですが、前回の日本への入国が不法入国であったと判明して逮捕されました。
 

話は先へ跳びますが、この中国人女性は1年間の実刑を受けて、その後に強制送還されました。ところが再び日本へ不法入国し、横浜の中華街で働いているところを発見されて再度逮捕されています。


捜査当局はこの中国人女性は、ただ日本へ来て働き、あわよくば日本人と結婚することを望んでいる普通の中国人女性とは見ておらず、横浜や横須賀を徘徊して海上自衛隊員に接近を試み、ハニートラップを仕掛ける「プロの諜報員」と断定しています。


件の二等海曹はイージス艦「きりしま」に乗務していたとは言え、機関員ですから、イージス・システムに直接関ることもないのですが、その機関員がイージス情報を如何にして手に入れたのか、大きな謎が残り、アメリカの関係筋からも徹底捜査と再発防止が強く要請されました。


nice!(13)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 13

コメント 2

yogawa55はやぶさ

田中防衛大臣で大丈夫?
by yogawa55はやぶさ (2012-05-06 04:56) 

ぼくあずさ

村尾さん
詳しくは知りませんでしたが、何れの事件も記憶しています。
赤いバラの束を抱えてホテル内をうろついていたニヤケタ元首相の死亡を聴いた時、彼は公安の内定を察知した中国に消されたのではないかと疑いました。真相は如何なのでしょうか。

by ぼくあずさ (2012-05-06 05:57) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。