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5月6日:仏大統領選の行方 [EUとロシア]

                                           .by ぼくあずさ

4月22日、第1回投票では1位社会党前首相オラント氏(29%)、2位
サルコジ大統領(27%)、3位極右政党「国民戦線」の党首ルペン女史(10%)となった。5
月6日はオラントとサルコジの決選投票となる。

世論調査では失業率10%への国民の不満からサルコジはオラントに
10%の差をつけられ敗れると予想。サルコジは背に腹は代えられず、ルペンに求愛していると言われる。ルペン支持者の取込みなくして当選の可能性は低い。


サルコジはメルケル独首相と共に「財政均衡をEU加盟各国に義務付ける」条約締結を主導し、欧州債務危機回避の道筋をつけた立役者だ。
メルケルはサルコジ熱烈支持を表明、オラントからの会談申入れ拒否。これらは極めて異例、ヴェスターヴェレ独外相は異議を表明した。


ここで問題なのは

1.オラントは財政均衡についての条約の再交渉を選挙公約

2.ルペンはEU解体を主張


Finantial time

30年間で最も不吉なフランス大統領選検索下さい。

項目は次の通り。

■グローバル化や緊縮財政に反感

■フランス流をごり押しする両候補

■「市場の圧力に屈しない」とオラント氏

■フランスが欧州の頭痛の種に



ぼくあずさのComment

1.EU成立前、ドイツ人は口々に欧州各国は多様だから上手く

  ゆかない

2.メルケルの考えはユーロこそドイツ興隆の源泉

3.解消しえない独仏国民の憎悪感情

4.オラント当選の場合、メルケルとの協調は覚束ない

5.ドイツはカネを出せ! まるで李大統領のセリフ

.EU金融不安の再燃と中韓の対EU輸出減と世界経済の減速

7.円高と株価急落

8.サルコジ当選の場合、極右との折り合いは考えが及ばない

9.仏国民の移民排斥の勢いが増す



French presidential election: Your views BBC News

http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-17816428

仏大統領選 欧州危機の行方を占う決戦へ(424日付・読売社説)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120423-OYT1T01422.htm 

イタリヤ経済破綻 [EUとロシア]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-11-07-2 

豊かになったドイツで今何が起きているのか [EUとロシア]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2012-04-07-1 


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コメント 4

村尾鐵男

フランスの大統領選挙、今一つ判り難いところが残ります。
遠い国の大統領が誰になっても構わないと思いながらも、極右政党がそれなりの存在感を示す現状が不気味です。
フランスは人種差別がないことで知られ、現に人種混交の風景をよく見せられていますが、自ずと限度があり、そろそろ発火点に近付いているかに見えます。
by 村尾鐵男 (2012-04-25 07:04) 

ぼくあずさ

村尾さん
私がお付合いしたパリにある会社社長は会うたびに政府の移民受け入れ策を激しく非難していました。父親は独軍による軍艦接収を恐れてツーロン軍港外での自沈作戦に参加、ご当人は戦後暫くしてドイツに駐留したと言っていました。我々と略同じ歳なので、仏軍の独駐留は何時までのことだったのか調べて見ます。オペラ座前の交差点では何時も黒人と日本人ばかりで、異様に感じました。
by ぼくあずさ (2012-04-25 12:05) 

ぼくあずさ

hakuさん
NHKホールでのライブ、いつも演奏している貴兄が感動されたことが
伝わって来ました。

海を渡るさん、アルマさん、rtfkさん、nikiさん、xml_xslさん
何時も堅苦しい記事で恐縮です。
by ぼくあずさ (2012-04-25 16:25) 

ぼくあずさ

hakuさん
ご来訪とnice vielen Dank!
by ぼくあずさ (2012-04-25 21:28) 

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