乗車率と空気ばね -1/2 [和田の泊りより]
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Fw: 時々懇Apr02(月)2012
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森田さん、甲斐さん
時々懇レポート有難うございました。
楽しく拝見しました。皆さんお元気そうで何よりです。
ところで甲斐さんのお訊ねですが、「乗車率」の検知は空気バネの圧力に依っています。
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空気ばねはバネですから第一の目的は衝撃・震動の緩和ですが、もう一つの役目は車体高さを一定に保つことなのです。つまり乗客が増えればバネですから当然撓んで車体が沈みます。そのときにこの沈下量を検出して空気圧を増し、車体の高さを元の位置に戻します。逆に乗客が減ればその分だけ車体が浮き上がるので今度は空気圧を減らして車体の高さを元の位置に戻します。(これは車体床面とホームの高さを揃えるバリアフリーの役にも立っています。)
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と言うことで空気ばねの内圧は乗客数に従って増減するので、これを電気信号に変換して乗車率なり、平均体重で割り算すれば人数としても表示出来ます。そして電気信号に換算するのは本来表示するためではなく加・減速度を乗客の多寡に関係なく一定に保つ制御を行うために使われているのです。
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つまりモーターの出力、ブレーキ力を一両毎に制御しています。甲斐さんがご覧になった先頭車と後尾車ではモーター電流、ブレーキ力が異なっているのです。
月川@神戸
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鉄道車輌の車高調整 [稲門機械屋倶楽部]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2012-04-04
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