孔子家語 -1/8

　　　                   　　　　　　　　　　　　　　2011-12 WME36 村尾鐵男

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　孔子家語は「コウシ・ケゴ」と読みます。先ず一つ掲げましょう。

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無多言、多言多敗、無多事、多事多患。

多言なること無かれ、多言は敗（ハイ）多し。

多事なること無かれ、多事なれば患（カン）多し。

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現代流に言い換えると、「多言を弄するなかれ、多言は過（アヤ）まち多し。多事を抱えるなかれ、多事を抱えるは禍（ワザワイ）多し」となります。

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　経済産業大臣鉢呂吉雄が多弁を弄し過ぎて、就任九日で辞任しました。昭和23年、北海道新十津川町で生まれ、今は63歳。北大農学部を卒業して農協に勤務し、無所属で衆議院議員に初当選して社会党へ入党、社民党を経て民主党へ。当選七回の古参議員です。

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　それにしても、年齢に相応しくない軽い発言と放射線は他人には感染しないことを知らない虚（ウツ）け者でした。

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　朝鮮半島問題研究会の顧問として、北朝鮮への宥和策を主張し、民主党議員を主とする日韓議員連盟に所属し、日本民主教育政治連盟と「在日韓国人をはじめとする永住外国人の法的地位向上を推進する議員連盟」にも属し、北海道日教組からの個人献金が記載漏れであったと暴露されたこともあります。

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　経歴から観て、日本の経済産業政策の舵取りには向いていらず、就任早々に「原発はゼロ」発言を行って、何やら怪しい雲行きでしたが、典型的な「多弁を弄し、多事を抱え込んでの自滅」です。

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　民主党には多弁を弄する者が多過ぎます。仙谷由人の「自衛隊は暴力装置」、柳田稔の「法相は樂だ。二つの言葉を覚えておけば万事済む」、松本龍復興相の「知恵を出さない奴は助けない」。いずれも、誰かに問われたのではなく、自ら心情を吐露して禍を招いております。特に、経済産業大臣鉢呂吉雄の「福島は死の町だ」は酷い暴言です。福島の被災地は民主党政権によって強制避難をさせられた場所であることを忘れているようで、元来、経済産業大臣の資格を欠いていたようです。