ガンにならない3つの食習慣 -1/7 [明治維新胎動の地、萩]
by N.Hori
.
皆さんの関心が高いと思う「ガンにならない3つの食習慣」(ソフトバンク新書・高橋弘著)の紹介です。著者は、慈恵医大・大学院卒後、ハーバード大医学部へ留学、ガンと免疫について研究し、附属病院で助手、助教授、准教授となり、現在、麻布病院院長の2011年の最新情報です。これは医学の素人の要約ですので詳細を知りたい人は、上記の本をお読みください。.
ガンの原因の35%ほどは食生活にある。その他の原因は喫煙が約30%、ウイルスや細菌による感染症が約10%を占める。
健康な人でも、体内では毎日5000個の「ガン細胞の芽」が生まれている。それがいくつかの遺伝子の変化によって「ガン細胞」になる。ひとつのガン細胞が成長して、命を脅かす「ガン」になるには、およそ9年掛かる。ガン細胞の芽をガンに成長させないためには、毎日摂る食事に注意することが必要である。.
私が提案するガンを防ぐ食習慣は、次の3つである。
①、ファイト(フィト)ケミカルを摂る。
②、玄米や全粒粉パンといったGI値(グリセミック指数)の低い穀物を
摂る。
③、鉄分の過剰摂取を控える。.
なかでも大切なのは、①のファイトケミカルを摂ることです。ファイト(フィット)ケミカルとは、植物が作る天然の成分のことで、スーパーなどで手に入る身近な野菜や果物から低コスト摂ることが出来る。.
日本の医者の教育システムでは、食事や栄養という視点が完全に抜けている。.
体の細胞は、本来、ある程度分裂して増殖すると自然に死ぬ(アポトーシス)ようにプログラムされているが、ガン細胞は増殖しても自然死しないやっかいな細胞である。細胞が分裂して増える時には、遺伝子情報がコピーされるが、遺伝子情報はDNAという記憶メデイアに記録される。ところが、何らかの原因で遺伝子のコピーがうまくいかず、元の細胞とは異なる遺伝子情報が生まれることがあり、その一つがガン細胞である。ガンとは、遺伝子の異常で生まれる。
アポトーシスを誘導する遺伝子が機能しなくなると、本来は自然死すべきガン細胞が無制限に増殖を続けてしまう。.
ガンは遺伝子の異常で発現するのだが、ガンは親から子へ遺伝することは無い。過去には遺伝によると思われていたが、最近では感染症や生活環境によるものだと分かったものが多い。
私たちの体は約60兆個の細胞の集まりである。体は、毎日、1兆個の細胞がアポトーシスを起して自然死する一方、同じ1兆個の細胞が細胞分裂で生まれる。その中で、遺伝子の異変を持つ細胞は5000~6000個(全体の2億分の1)と言われている。これがガン細胞の芽である。.
ガンとは、ガン細胞が増殖して0.5~1mmの大きさになり、肉眼で見えるようになったもので、重さは約1グラムほどである。1個のガン細胞が分裂を繰り返して、10億個ほど集まってこのサイズになるまで約9年掛かり、これがいわゆる「早期ガン」である。
N. Hori さんへ
怖ろしい連載が始まったとの感が強い内容です。
私の食生活は独り暮らしのいい加減さに満ちているので、この連載の先が気になります。
お互いに若くはありませんが、今からファイト・ケミカルを心して摂取しても効果が期待できるのか。連載の先を待ちます。
by 村尾鐵男 (2011-12-10 09:44)
鉄分過剰摂取は、ダメなのですね。(..;)貧血にならないようにと摂取しなければならないと思ってました。でも、取りすぎなければ良いのですね。
ガンが、遺伝ではないんですね。似ている生活をしているからなのですね。一つのガン細胞が9年かけて「早期ガン」なんですかぁ。やはり、定期検診さえ受けていれば、治る確率が大きいですね。不治の病ではなくなっているガンですものね。(^.^)V
by あゆさこ (2011-12-10 19:58)
あゆさこさん、いつもコメントを有難度うございます。
ガンも早期に発見すれば、不治の病気でないことが言われていますが、そのためにも、ガンの仕組みを知ることが必要だと思います。
by N.Hori (2011-12-10 21:07)
村尾さん、コメントを有難度うございました。私も、この文を読んで、野菜スープを作ることに興味を持って、作り始めました。スープを作ることは簡単ですので、お互いに頑張りましょう。
by N.Hori (2011-12-10 21:20)
村尾さん、カラダの抗酸化力は加齢と共に衰えると言われていますので、高齢者ほど、ファイトケミカルを摂って、活性酸素の害に勝つことが必要だと思います。お互いに頑張りましょう。
by 堀 信夫 (2011-12-11 19:19)