緑茶カテキンの効用、続々 [明治維新胎動の地、萩]
BY N.Hori
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産経新聞(2011/11/29)に「緑茶カテキンの効用続々」の解説記事が出ていました。茶葉を粉にして全部飲む「擂鉢茶碗」の愛好者には、嬉しい記事ですので、要旨を紹介します。
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名古屋で11月に開かれた「日本未病システム学会」で、お茶の渋み成分カテキン配合飲料とコレステロール低下剤を併用した場合、有毒事象を認めず、コレステロール低下効果があること、緑茶の安全性を臨床試験で確認した日大医学部の発表がされた。.
また、横浜で11月に開かれた「緑茶と健康フオーラム」で、お茶ノ水大学・近藤教授、静岡県掛川市立病院・鮫島医監、伊藤園中央研究所・提坂所長などが健康維持に緑茶がいかに有効かをアピールした。.
近藤教授は、フランス人は脂肪摂取量が他国と変わらないのに、赤ワインを飲むために心臓疾患が少ない“フレンチパラドックス”と同じく、日本人が喫煙率が高いのに、心臓疾患が少ないのは緑葉を飲むための“ジャパニーズ・パラドックス”だと指摘した。.
茶の産地の掛川市で、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が少ないことから、緑茶の生活習慣病の予防効果を“掛川メソッド”として検証する鮫島氏は、「医療費が少ない掛川市のケースを全国へ」と訴えた。.
提坂氏は「脂質吸収抑制をはじめ、カテキンの持つ可能性を今後も研究し続けたい」と話した。.
アンチエージング研究の第一人者、順天堂大学の白澤教授は、緑茶は、アルツハイマー病予防に効用があることを指摘し、「緑茶をはじめ、納豆やみそなどの発酵食品など日本の古典的な食材を見直したい」と話している。.
大屋窯の萩焼(1) [明治維新胎動の地、萩]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2010-03-10-2
2011-12-03 15:35
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コメント(8)
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N.Hori さん
いつもより入念に茶葉を擂り、食べました。
情報ありがとうございました。
by ぼくあずさ (2011-12-03 15:45)
一昨年秋、N. Hori さんに無理を言って頂戴した擂鉢と擂り粉木はすっかり私の愛用品となりました。
茶によってはときに擂り難いのがあるので、フライパンで軽く焙り、乾燥度を高めてから粉にしています。
カテキンのことを特に気には留めていなかったのですが、錚々たる研究者が取り組んでいると知り、お陰さまで意を強くしています。
by 村尾鐵男 (2011-12-03 18:31)
順天堂大学加齢制御医学講座教授著、文春新書”100歳までボケない101の方法”、面白い本です。 カテキンを含めAntiagingを考えるのに良い教科書です。
by 大嶋 (2011-12-03 20:43)
日本人はお茶です!!
ちゃんとその土地の物がその人に合っているようになっているんですよ!!結局は^^違うものを食べ始めたから、病も増えてきているんじゃないかな~??
私は夏でも熱いお茶を飲んでいます。
by カリメロ (2011-12-04 16:11)
カリメロさん、コメントを有難度うございました。
小型の擂鉢で、お茶を摺って、粉にして、少し冷ましたお湯を注いで、全部飲んでみて下さい。甘い、美味しい味を味わえます。市販の擂鉢で、恰好が悪いと思ったら、萩焼の擂鉢茶碗を使ってください。大屋窯のホームページで注文できます。
by 堀 信夫 (2011-12-04 19:29)
日本の昔からの食材は、ありがたいです!先人のの知恵のすばらしさを感じます。今の若者達は、あまり、食さなくなっているのが残念です。
by あゆさこ (2011-12-06 06:00)
あゆさこさん、コメントを有難度うございました。
お茶に限らず、日本の伝統的な発酵食品なども見直されていますね。
私は、今、短命の堀家で、長寿記録を作ろうと、健康に長生きすることに関心があるので、それに関した本を読んで、皆さんに紹介しようと思っています。
by 堀 信夫 (2011-12-06 16:29)
皆さん、沢山のniceを有難度うございました。
皆さん、健康に長生きしたい方々だと思いますので、それに関する情報を、今後も続けたいと思います。よろしくお願い致します。
by 堀 信夫 (2011-12-08 20:47)