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膨張する中国 -47:中国は何処をめざすのか? [戦争の記憶]

                                .by ぼくあずさ

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この処、中韓に係るニュースが少ない。だが、中国では世界的なリセッションの影響が波及して、行け行けどんどんから急制動が働いている。  海外向け発信の数値は全て政治的な調整があるので信用できない。

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7月1日の中国共産党発足90周年記念式典で胡錦濤総書記が過去4年間の経済発展を声高に誇示したが、現実には党幹部の腐敗や貧富の格差に対する国民の不満が膨み、地方では暴動が頻発している。 徹底的な弾圧にチベットでは多くの僧侶が焼身自殺で抗議の意思表示。日常化した弾圧で民族浄化が進行している。

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対外的には旧来の中華思想が今に蘇り、韓国やベトナムは属国であり、下に見る国民感情は払しょくできない。蒋介石による沖縄占領、李承晩による九州領有の主張の根底には、中華(小中華)思想があったと言うべきだろう。

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7月23日に起きた高速鉄道転覆事故は、図らずも開放改革により巨大化した鉄道部の存在が明らかにした。軍事建設は経済建設に従属の原則とソ連の崩壊により、陸軍の役割は大幅に減り、海空第2砲兵の「機械化軍隊」と「情報化軍隊」の建設が進行している。

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TPPはアジアにおける中国覇権の阻止を狙った米国の反撃であり、日 本民主党内のTPP反対論は中国の代弁が疑われる。TPPはバラマキの絶好の口実になり得ることから、離党も辞さずとの脅しは小賢しい狼少年の常套句と見なされている。

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何れにしろ、TPPへの参加は日本の命運を賭けた選択であり、消費税引上げと共に野田首相の決断にかかっている。菅直人が己の延命の為に国政を歪める行動に終始した姿を目の当たりに見た野田首相には、遠からず国会解散総選挙の実施、国民合意の政治への回帰を願う。

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アジアの中国覇権確立に焦る米国は1年後に大統領選を控えている。劣勢を伝えられるオバマはイラク・アフガニスタンからの撤兵を急ぎ、急遽アジアでの戦力強化を得意のパフォーマンスで発信し始めた。

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原子力空母2隻を新規建造、13隻体制をとり、アジア配置を近く公表する。オーストラリアとの軍事同盟強化、4500名常駐を決めた。つい1、2年前の米中蜜月の演出はオバマの時間稼ぎであったのであろう。   他方中国は米国の最大の債権国として軍事費削減を迫っている。

中国軍による日本の国会、防衛産業各社へのサイバーテロの発覚・発表も、米軍が探知したものであろう。今月10日の自衛隊90型戦車の九州への移送など、日米の対中戦力強化は緊急事態。

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ぼくあずさのComment

1.中国で大規模暴動が起きる可能性は見当たらない

2.中国のアジア支配の野望を打ち砕くには米豪とASEANとの連係

     が不可欠

3.朝鮮半島は中国支配に戻る可能性がある

4.外務、防衛の2大臣は罷免すべき

5.電力安定供給に逆行する政治行動やビジネスは破壊テロ行為

6.マスコミや政治家の発言を疑い、冷静な判断が国民に求められる

     その基準は「日本を守る」ことです

7.中国解放軍の侵略を防ぐ唯一の方策は国会議員が大挙して

  北京詣することではありません。戦う意思表示です

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米委、有事の際の中国軍事行動を予測…日本周辺

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111116-OYT1T01119.htm?from=main2   

豪北部に米海兵隊駐留へ、空軍でも連携強化中国は反発

http://www.afpbb.com/article/politics/2841104/8091929?blog=sonet 

ASEAN首脳会議開幕、南シナ海問題など討議

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111117-OYT1T00527.htm 

米国、アジア太平洋新戦略 対中国封じ込め本腰 「空海戦闘」具体化急ぐ

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111118/amr11111800150000-n1.htm 

九州・沖縄防衛 [戦争の記憶]

http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-11-10-4  

中国総局長・山本勲 “守り”に追われる中国

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111117/chn11111703070002-n1.htm 

中国軍隊

http://www6.atwiki.jp/army2ch/pages/35.html


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noga

中国は、中原に鹿を追う伝統的な覇者の国。
だから、中国人に覇権主義は避けられない。
力を示したものが覇者となる。
漢民族が、東夷 (とうい)・西戎 (せいじゅう)・南蛮 (なんばん)・北狄 (ほくてき)に対して種々の要求をする。
議論を好まない。覇者はただその力を示す。
口実は、その後からついてくる。

中国語には、時制がない。
中国人は、現実しか語らない。
聖人と呼ばれる孔子でさえそうであった。
宗教の内容など、彼らにとってどうでもよいことである。宗教は、何でもあり・何でもなしである。
自分の都合が悪くなれば、覇者は書を燃やし儒者を坑する(儒者を生き埋めにする)。
このやりかたは、今日に至るまで変わることがない。

力は正義である。(Might is right).
自分の考えている「あるべき姿」の内容を相手に穏やかに話し、手には棍棒を持っているのが上策である。さすれば、正義は我が方に来る。
日本の武士の子孫は、余念のない刀の手入れを怠っているのではないか。
力不足であっては、実効支配もままならない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
by noga (2011-11-18 10:28) 

村尾鐵男

もうかなり前、あの「紫禁城の黄昏」を貪るように読んだことが思い出されます。
中国の為政者は、伝統的に一般国民や庶民の動向に鈍感で、気着いたときは手遅れになります。地方官僚は中央政府へ「異常なし」の報告を上げ続けて点数を稼ぎます。その間に私的蓄財に奔走していますから、中央政府も身内に騙されて、不思議なほどあっ気なく政府が崩壊します。
他人の国とは言え、今の中国、何やら不気味です。温家宝が最もよく実情を把握しているようですが、他の者は地位の居心地の良さに胡坐をかいて耳を傾けません。た。
人民解放軍は元々は陸軍のもので、海軍と空軍は付属品でした。しかも、国家の軍隊ではなく、中国共産党の「暴力装置」です。農村出身者を主体とする人民解放軍の陸軍は国民に銃を向けることに躊躇わず、その彼等が、何時、党や政府に銃を向けるとも限らず、胡錦涛も温家宝も枕を高くして寝られない日々でしょう。
by 村尾鐵男 (2011-11-18 10:33) 

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