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ヤード・ポンド -3/4 [稲門機械屋倶楽部]

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月川さん、森田さん、皆さん ・・・ 9/27 21:50 村尾

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そろそろ寝ようかと思いながら、最後にメールを開いたら、月川さんから森田さんへの長文のメールがあり、勝手ですが、割り込ませていただきます。

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就職してエンジン工場へ配属されて、戸惑ったのがアメリカの図面でした。インチ寸法はどうにかミリに換算しても、重さの指定値がポンド表示で今一つ感覚的に捉えることが出来ずに苦労しました。自分の体重が14貫あるかないかとの時代から、ようやく55kgとか56kgに慣れて来た時代に、次はポンドですから戸惑いました。もう一つは材料の表示で、これがアメリカのASTM規格で、これも覚えるのに一苦労しました。

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当時はまだレシプロエンジンが主流で、地上試験で馬力を計測するのですが、これがどうしても公称馬力と合いません。それもそのはずで、日本とアメリカでは馬力表示が統一される前のことで、アメリカの馬は日本の馬より大きいので、同じ1馬力でもアメリカ馬力の力が大きくなります。これを日本製の測定器で測った基礎数値から換算すると合わなくなります。

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もっと困ったのは部品の価格が総べてドルだったことです。1ドルを360円で換算しても、そもそも物価体系が違うから感覚的に捉えることが出来ず、これにも苦労しました。


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