Refer to 鉄道こども心 [和田の泊りより]
.by 月川善雄
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時々懇) 森田さん
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色々難しい問題を頂いて暑さボケの頭を使って答を出そうとしています。
1.「く」字型のパンタグラフ 見た目には「く」の字型ですが原理的には昔からある菱形のパンタグラフを二つ折りにして、クの字型にしてあると考えて下さい。従い終点で向きを変える必要はありません。こうすると菱形のものの半分の取付面積ですむので屋根上がすっきりします。最近の車両は新幹線に限らず皆この形に変わってきています。
また新幹線では高速走行のための空気抵抗・風切り音の減少などに色々な工夫が凝らされています。
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2.無接点送電
現在の車両で使っている電力を無接点で送電するのは一寸難しいと思います。山梨リニアの様に動力源を外部に置くのであれば別ですが。
大容量の蓄電池による運転は既に始まっており川重でもこの電池を開発して路面電車に搭載したものを売り出しに掛かっています。これは終端駅で短時間充電すると約10km程集電しないで走ることが出来ます。また地上に大きな電池を置いて電気ブレーキで発電した電気を蓄えて走行用に使うことも実用化の域に入っています。しかし2100年の技術までは考えが及びません。
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3.車軸両端の白いマーク
これは多分JR東で行われている何かの検査済みの表示だと思いますが、誰か知ってそうな人に確認してみます。
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鉄道博物館には行ったことが無いので一度行って見たいと思っているのですが中々
機会がありません。次回の時々懇の時にでも時間があればなーと思うのですが。
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鉄道こども心 [時々懇]
http://dorflueren.blog.so-net.ne.jp/2011-08-28-5
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サーモラベル
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森田さん、村尾さん
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軸端の白い物体について 川重の台車設計に行って確認してきました。
謎の物体の正体はサーモラベルでした。サーモラベルと言うのは御承知かと思いますが物の表面に貼っておくとそのものの温度が規程値以上に上昇すると色が変わって温度上昇したことを表示するものです。詳細については下記をご参照下さい。
http://syougekikenchi.com/items/tl.html
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車軸軸受の焼付きと言うのは脱線につながる非常に危険な事象なので鉄道会社は神経を使います。特に貨車は両数が多いのと居る場所が一定しないので中々目が行き届かず過去にも何回か軸受焼けによる車軸折損が原因の脱線が起きています。
ということで一件落着として下さい。
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月川善雄
鉄道博物館が万世橋に在った頃はよく行きました。
あるとき、鉄道博物館に勤務していた鷹司平通氏を遠くから見掛けました。名が思い出せませんが、昭和天皇の何番目かの皇女と結婚した方でした。
by 村尾鐵男 (2011-08-29 20:48)