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「子供から学んでほしいこと」:神童アドーラ・スヴィタクの講演について -3/4 [時々懇]

                                  .by 衛藤一郎

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大人たちは、一般に子供たちに対して制約的な態度を取ります。事細かに「あれは駄目」、「これは駄目」と書かれた学校の手引書から学校のインターネット利用まですべてです。

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歴史が示す通り管理に不安があるときほど体制は圧制的になります。大人は全体主義体制ほど酷はないかもしれませんがルール作りに関して子供にはほとんど発言権がありません。本当は相互的な態度か必要なのに若い人たちが望むことを大人たちは考慮に入れ学ぶべきなのです。

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制度よりもっと悪いのは大人たちが子供の能力を過小評価することです。私達は挑戦が好きですが、かけられる期待が低ければ低いなりのことしか出来なくなります。

私の両親は、私や姉に低い期待をするなんてけっしてありませんでした。

医者になれとか、弁護士になれとか、言われたことはありませんが、父が読んでくれた本は「アリストテレス」とか「病原菌と闘う人々」でした。他の子供たちが聞いていたのは「バスの車輪がくーるくる」だったのに私達も聞きましたけれども「病原菌と闘う人々」の方が断然素敵です。私は4歳ころから書くのが好きで6歳の時には母がマイクロソフト・ワードが入った私用のノートパソコンを買ってくれました。

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“有難うママとビルゲイツ” 私はその小さなノートパソコンで300編以上の短編を書きそして本にしたいと考えるようになりました。両親は子供が本を出したがるなんて突拍子もないと笑ったり、大きくなるまで待ちなさいなんて言いません。とても力になってくれました。多くの出版社はあまり乗り気ではなくある大きな子供の本の出版社などは皮肉なことに「私達は子供とは仕事しません。」と言いました。子供向けの出版社が子供とは仕事しないですって? 一番のお得意様をないがしろにしてはいませんか?

アクション出版という出版社が勇気を示して私を信頼し私が言いたかったことを聞いてくれました。そして出版されたのが私の最初の本「空飛ぶ指」です。それ以降何百という学校で講演し何千という教育者を前に基調講演をし、そして今日皆さんの前で講演しているのです。皆さんに聞いて頂いてとても嬉しいです。本当に関心を示して耳を傾けて下さいますから


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