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蟻と甘夏開花 [フリューレン村だより]

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今朝まで4日間連続で雨が降り続き、可也の雨量になった。山岳部のダム上流であれば、原発が軒並み停止している異常事態を雷神が憐み、恵みの雨を降らしているのかもしれない。どれほどの発電量になるのだろうか

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最後まで咲いていた白色の大城冠や、見事に咲き誇ったオオムラサキツツジは濡れて色褪せた。甘夏ミカンの花が、例年になくびっしりと咲き始め。雨上りには甘い香りが辺りに満ちるに違いない。一昨年の暮れに高みの枝を大胆に切り落とした。実を付けるには苛めることも必要な木があると聴いたことがある。なお、先日収穫した実は、極々少なく、一年分のママレードは作れない

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雨降りを予知したらしく降り始めの前日、室内に逃げて来た蟻が、昨日は不思議と姿を消した。巣穴の水没か、余震を恐れての避難なのか、そして再び非常用の巣穴に逃げ込んだのか。私には判らない。大雨や地震の予知に蟻の行動を研究している人はいないだろうか

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僅かに小鳥の鳴き声がするが、利休ねずみから幾らか明るさを増した湘南の空。ふと、城ヶ島の白秋の歌碑と大磯・鴫立庵を訪ねた時の光景が蘇る。まだ、つい先日のこと。大地震・津波が起きた3月11日を境にして時の断絶がある様に思える。「平成の大地震」として1000年後も云い伝えられる大災害なのだ。


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hanamura

城ヶ島、三崎、観音崎、走水、ほんの一年前が、もう遠い昔のように感じる。震災の問題は、この先の百年、千年…確実な知識として残したいですね。
by hanamura (2011-05-13 22:40) 

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