150メートル上空に住む(2):地震の報告 [特別投稿]
.
諸兄
堀さんから超高層ビルの地震の体験を報告せよとのことでした。
小生は外出していたので直接体験しませんでしたが、家内の話を聞きました。また、今までの経験と、建物の被害状況とから以下報告します。
超高層ビルの場合、長周期振動が問題になり、国としても何がしの指針を出すやに聞いてます。建設会社の専門家に話を聞くことにしていたところでした。.
小生は専門家ではないので正しいかどうかは分かりません。
要するに地面の地震の動きを起振力として高層建物の固有振動数(高いほどゆっくりの長周期)で揺れ続ける、ことだと認識してます。勿論建物には制振装置としてメカニカルダンパーを設置していますが、それでもいつまでも揺れ続けます。またわざと揺らせることによって建物の破壊を防いでおります。そのような設計にしているのだと思います。.
振幅が大きいこともあって、怖いという感覚はありますが、自宅はどこも被害はありませんでした。ただ家具などは突っ張り棒で振れ止めは必須だと思います。部屋の中を動き回るのです。中層階が主でした、外壁のタイルの角が割れて一部落ちていたのと、内部の壁のボードに割れが一部見られました。多分振動による応力のかかる節だったのだと思いました。上層階はただユラユラ揺れるだけで応力の係りどころがなかったのかなと、思ったりしました。
現在の認識を以上報告します。
今井 鉄.
150メートル上空に住む(1):1ヶ月近く経った処での感想 [稲門機械屋倶楽部]
コメント 0