荀子の名言 -2 [稲門機械屋倶楽部]
2010-06-02 WME36 村尾鐵男 .
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【肉腐出蟲、魚枯生蠹】
〔肉腐りて虫を出し、魚腐りて虫を生ず〕,
政府機構でも政党でも、企業でも家庭でも、誤った考えや不正行為があると、その存在の基盤となる部分が歪み崩壊します。現政権は既に腐敗が始まり、蟲や蠹が這い出し来た感があります。
【民話曰、欲富乎、忍恥矣】 〔民話で曰く、富を欲するか、恥を忍べ〕
〈金が欲しければ、恥をかくことを覚悟しなくてはならない〉,
古代中国の当時でも、このような言い伝えがあったようです。日本でも「義理欠く、恥欠く、事欠く」が金作りの要諦と昔から言われ続けており、民主党首脳の金作りもこの「三欠く」を忠実に倣ったから成功しました。.
【満則覆】
〔満(ミ)つれば、即ち覆(クツガエ)る〕,
これは孔子の言葉で、荀子が引用しております。何事も満ち足りれば覆る、即ち、得意の絶頂には必ず衰退が忍び寄るとの意味です。それにしても、民主党の衰退は驚くほどに早く、政権交代の得意が傲慢と怠慢に過ぎてしまったからでしょう。.
【迷者不問路】
〔迷へる者は路(ミチ)を問わず〕
〈迷った者は、それに気着くことなく突っ走ってしまい、周囲の者に助言を求めない〉.
普天間基地移設の迷走が直ぐに思い当たります。首相の近辺には贅沢なほどの頭脳が待機しているはずですが、おそらく助言を求めたり、教えを乞うことをしないのでしょう。.
【政事亂、則冢宰之罪也】
〔政事(セイジ)乱るるは、則ち冢宰(チョウサイ)の罪なり〕.
冢宰とは宰相、即ち総理大臣のことで、まさにその通りで、一切の意訳を必要としないでしょう。
(3)に続く
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