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日本解体三法案(4):おわりに [稲門機械屋倶楽部]

                                  ・・・ 2002-02-27 MEW36 村尾鐵男

「夫婦選択性別姓法案」、「永住外国人地方参政権付与法案」、「人権侵害救済法案」、この三つの「日本解体三法案」を、現民主党政権が急ぎ成立させようとしているのは何故か。政権交代の心地良さに酔っているだけではなさそうです。

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民主党の国会対策を担う幹部が、国会の採決に際しては、党議拘束を外して臨むしかないと発言していることからも、民主党そのもの中でも、まだまだ異論の多い法案であることが明らかであり、日本解体三法案を推進実現せんとする者達には確信犯的な信念と誤った思い込みがあるようです。二言目には民意に従うと広言する民主党首脳が、この件で民意を問うたとの報道もなく、私達もこの三法案の可否を問われたことはありません。子供手当てや高速道路無料化の幻想で国民の目を逸らせて、その間に日本解体を実現させようと企んでいるかにも見えます。

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民主党首脳の内、少なくとも鳩山由紀夫、小澤一郎、山岡賢二、輿石東の四名に、さらに加えて、連立を組む社民党首脳は明らかに反米親中でありますが、アメリカと対等な関係を構築するとか、アメリカへの依存度を弱めるとか、アメリカに関しては極めて饒舌であり、舌禍を犯してまでも多くを語りますが、中国に関しては無言に近いのが不思議です。親中へと外交の向きを換えるなら、何故、アメリカより中国の方が日本にとって好ましいかを国民に具体的に語らなくてはなりません。

しかし、親中の真の理由を国民に向って語れないところに、民主党首脳の隠された何かがあると疑います。

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アメリカとの間に、何か他人に言えない過去があったのか。子供の頃からの反米教育で洗脳されてしまっているのか。一方、中国からはとても公言できない厚遇を得ていて、その見返りが必要なのか。朝鮮半島とは個人的に利害を共にする関係があるのか。国民には憶測も出来ぬほどに不可思議なことで、日本の国益を護り、国民の生命と財産を保護する任を忘れているか、他人には言えぬ理由で日本国民を犠牲にすることを厭わぬ者達との疑念を払うことができません。

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金銭と金権に関わる件で、民主党は国民への説明を尽してはおらず、説明と称する発言が稀に行われても、国民が理解できる内容には到底及んではいません。そこへ加えて、この「日本解体三法案」が現われ、国民は「今の民主党政権は何を目指しているのか」と首を傾げたままであり、言いようのない不安感に襲われています。

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民主党首脳が自ら語らないので、憶測するしかありませんが、彼等は原始的なレーニン主義に凝り固まっているようです。レーニンは階級を悪として、その撲滅に生涯を傾注しましたが、意外にも身分制度には寛容で、これを残し、その結果として独裁者が現われて国民を犠牲にする政治を情け容赦なく遂行しました。今の民主党政権、首脳は身分に異常な拘りを示し、一方で民意を我が意とすり替えた独裁専制の兆しが濃く現われ始めました。国民にとって、戦後政治で最も警戒すべき政権になり掛けております。

(完)


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