秩父両神山井差口の昇竜瀧上部での滑落事故 [フリューレン村だより]
旧フリューレンだより 恐怖経験(5)を転載する。
今は閉鎖された白井差(860m)から両神山 (1723m)を目指す。満開の八汐ツツジを堪能。岩が滑り易いので小学生の娘二人には危険と判断して引き返す。昇竜ノ滝(970m)の上流部の岩の斜面を下山中に事故が起きた。
私が滑落、橋の上を二、三歩、強く踏んだ後、群青の滝壷と青い皐月の空がゆっくりと回転。板の激しい踏み音とキャーと言う声は耳に残っている。5mほど下のV字形の谷川に架かる木橋の手前の左脇にある、倒れた大木の根が残した、まるで熊が冬眠用に枯葉を集めたかの如き大きな凹みに仰向けに身体がすっぽりと嵌っているのに気付く。上から心配する声は聞こえても、暫く返答できず。橋の左下は20m程の落差の滝壷。軽い足首の捻挫とズボンが岩で擦れた丈で無傷であった。小学生の頃、路上で空中回転が出来た身の軽さが幸いしたのか。それにしても奇跡である。
翌年、新調した登山靴を履いて現場を再訪したが、山小屋の主人が登山者を避けようとして滑落死亡したと、前夜の宿柳屋で聞いていたので引き返す。なるほど危険な処、谷川岳は砕け易い岩だが、ここは表面が滑る岩である。
写真は事故直後昇竜滝を背景にした家族四人全員の写真です。
blog 上この写真は何故か上手く表示されません。
そんな出来事が(°_°)
本当にご無事で良かったです(_ _)
by ニッキー (2020-12-31 11:27)
ニッキーさん
nice とcoment 非常感謝。
登山は危険が伴いますね。
Liebe Gruesse,
by ぼくあずさ (2020-12-31 14:03)