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Familie Gedichte 杉浦スミさん [フリューレン村だより]

母が「侍の娘の孫」とは聴いていましたが、今流行のFamilie Gedichte を調べた処、予想外のことが色々判明しました。

ご笑読下さい。
 
 
嘉永元年に生まれ、 昭和18年に 94歳で他界した私の曾祖母杉浦スミは、遡ると相模国の豪族三浦氏の出自でした。

三浦氏の後裔和田義盛は和田合戦で北条氏に敗れましたが、一族は三浦⇒杉本⇒和田⇒杉浦へと姓を替え、その子孫杉浦勝吉は徳川家康に仕え、手柄を立て、家康に従い江戸に上がり、杉浦一族は旗本として復活を遂げました。

三代将軍家光の元では杉浦正友が勘定奉行になり、8400石の筆頭旗本として相模国を治めました。

横浜の戸塚には杉浦氏の陣屋(萩原代官所)が現存しています。

幕末に杉浦一族は江戸北町奉行(杉浦知周)や函館奉行(杉浦誠)、外国奉行(杉浦譲)などの要職に就き、維新後は新政府の下で活躍しました。

一橋家の老女の一色杉浦、15代将軍慶喜側室の一色須賀は共に杉浦一族の出です。

 

(1)  曾祖母杉浦スミが増戸村(現あきるの市)の野崎大本家に嫁ぐことなしに、私は生まれていません。

残念ながら記憶はありませんが、疎開時代、まだ幼児だった私は曾祖母スミに会っています。

杉浦スミは上野戦争後4年間、戸塚の杉浦陣屋に身を潜めていたと思われます。

 

(2)  杉浦スミの実弟杉浦幸治陸軍少佐は北清事変の馬蹄銀事件のスキャンダルに巻き込まれ、無罪にもかかわらず退官しましたが、それで戦死を免れました。

(3)  母の娘時代、尼港事件の赤軍パルチザン討伐で金鵄勲章を授かった杉浦全三陸軍少将がお忍びで伯母である杉浦スミを訪ねて来ました。


(4)  杉浦一族の重巡洋艦艦長杉浦嘉十中将はマレー沖の海戦で殉職、他に清国徐州合戦で戦死の杉浦章陸軍主計少将がいます。
武士の血でしょうか、一族には帝国陸海軍で活躍したのもが多く、東大卒杉浦辰雄陸軍中将、杉浦藤三郎陸軍少将、マレー作戦で有名な杉浦英吉陸軍中将、杉浦小八陸軍少将、杉浦藤三郎陸軍少将など多くの将軍を輩出しています。

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