戸倉物語

　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ　ぼくあずさ

石川道郎著　戸倉物語　秋川谷夜明
と「父が語る五日市人のものがたり」を読む。

著者が深川木場の材木商の息子、府立3中卒で現住所は
五日市ということで興味を惹かれた。

私の父は日本一の深川木場の材木商「武市」の番頭、母の
生家は五日市の材木商であり、親戚は何れも昔から村人から
「さん付け」で呼ばれる家、五日市のソバの有名店「寿美屋」
は往年の炭問屋など「戸倉物語」にも紹介されている村長と
名主の家です。

祖父野崎玉之助は母親スミに似て小柄ながら英国製Tryampf
８吋自転車を駆って活躍。

旧秋川水電350ＫＷと五日市鉄道の建設に尽力。兄弟二人揃って

村会議員を務め、府立議会や国会議員の応援運動に熱を入れて

いました。本家の嫁さんは桧原村出身、生家は山林持ちである
他に和田落人７軒の一軒岡部家です。

曾祖母杉浦スミは和田合戦に敗れ近江に生延び、蟹江城攻略

で勇名を馳せ徳川家に仕え、幕末迄栄えた旗本杉浦家のお姫
様。