私のご先祖の明治維新

　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ　ぼくあずさ

滝四小卒業式で私は総代で答辞を読んだのだが、息子自慢
との陰口を嫌ったのか欠席した母。通信簿も見て呉れないので
クラスメイトの薫ちゃん宅に見せに行ったものです。

私の自慢の母親が「侍の娘の孫」であることを誇りにしていた。
私が早稲田大学機械科に合格した日は八幡神社の宮司さんが
一心太助さながら、自転車で大きな鯛を届けてくれた。
母はこの他に合格祈願のお茶断ちをしてしていたらしい。

母は私を開成中ではなく元天台中の駒中受験させた。
今思うと寛永寺の学問処勧学講院にルーツをもつことが

決め手であったらしい。

仮に開成中を受験していれば、私は早稲田大学ではなく

当然東大に進学していたことになる。今の私はあり得ない。

もし明治維新が無ければ杉浦スミさんは私のご先祖にならない。

Familiegedichite を調べると人の運命の営みの不思議さに
驚かされることが多い。今の私が生を受けていることに感謝
する。

さて私はご先祖たちが伝えてくれた能力を遍く受け継ぐことが
出来ているのだろうか？　いやその能力さえも私のものではなく
遺伝によるのだ。

私のキャシャな体形、北方ゲルマンの美形の鼻、
「ぼくはぼくだ」と主張したという幼児の頃からの自己主張の
強さや成人しても何処か他の人と違う発想の技術者で通した

のも父母から受け継いだものです。今更ながら感謝です。