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本業のフィルムもあきらめた“55年富士マン”、ゼロックスまでのみこむ(1) [フリューレン村だより]

                by ぼくあずさ

1970年夏、西ドイツSiemens TuW に蒸気タービンの開発の
勉強の為に派遣された時、驚かされたのが標準低圧翼の開発に
富士通製の最新鋭大型計算機が使われていたこと。

K工場長の計らいで私の雑用係に金髪のschoenes Maetchen
が任命された。破格の待遇に皆さん唖然としたと思われる。

隣の席に座る開発課長のSさんが書く開発ペーパーが私に
渡され、上部枠外にNのサイン。川崎工場長宛の週一の報告書
と共にMaetchenに手渡すとZerox して呉れる。
その鮮明なことに驚かされた。

川崎工場にも富士通製大型計算機があり、私も利用していた。
ASME Paper に掲載された平軸承の油膜計算式で振動問題
で悩まされていた記録納入記録品のオイルウップを解析解決。
同じく有限要素法による解析を試みたが、電算室のMaetchen
Tさんの懸命の努力にも係らず、演算が終了せず。
計算機の容量不足との結論になった。


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